父の世代とは違って故郷という文化が消えてしまった現実の中で、<三食ごはん旌善編 シーズン2> は視聴者たちの象徴的な故郷の役割をした。そしてパクシネは、そんな故郷の家を訪ねた愛情に溢れた妹の姿そのままだった。そんな妹と幸せな時間を過ごす姿は、よく作られた1つのドラマを見るように興味深くて楽しいだけだった。
とうもろこし刈りにも一生懸命で料理にもいつも最善を尽くすパクシネは、最後の日まで自分の全てのものを示した。発つ瞬間まで玉筍峰で美味しいい食べ物を作って幸せな食卓を共に分けたパクシネは、<三食ごはん旌善編 シーズン2> の全てと言っても過言ではなかった。
母の店のコック長に直接電話をかけて、豚カルビをより一層美味しく食べるようにする玉ねぎのつけだれまで作るパクシネはそんな存在だった。ジャガイモコロッケで始まったパクシネの玉筍峰最後の1日は、一進一退する雨降りと一緒だったが、彼女の魅力を無限に発散させた過程でもあった。
とうもろこしを刈って、雨によって止まった働き手。軒の下で雪のように降る雨を眺めるイソジンとキムグァンギュ、パクシネにつながる3人の姿は、一幅の絵のように美しく近づくほどだった。遅いお昼は製作スタッフの配慮でラーメンが与えられたが、ソジンが風邪気味のテギョンを利用して外食をしようと言う状況で、言うことを聞かないテギョンに向かって "話 見苦しく聞かないなぁ" という泣訴は皆を笑わせた。
ラーメンと、偶然に食べてみたというトマトキムチをその場でさっと作り出すパクシネは本当にすごかった。ヤンニョムカルビもやはり食べてみて美味しくてそのまま真似たお手並みだった。彼女のこういう爛熟した料理のお手並みを見て、イソジンに "ホンソクチョンと競ってもいける" という言葉は、口先だけの言葉ではなかった。
玉筍峰の最後の夕食としてコチュジャンチゲにビートを入れて、'血まみれチゲ' として作った料理テロリスト テギョンの地位を奪って、死んでいく食べ物を生かすシネの姿も懐かしく近づいた。地獄のプレゼントをそれなりに食べることができるようにさせた彼女との別れは、<三食ごはん旌善編 シーズン2> で最も切ないシーンだった。どんなゲストが来てもこのような雰囲気が作られなかったという点で、彼らがどれだけパクシネが好きだったのかわかることができた。
口下手なイソジンが優しく外でご飯を1回食べようという言葉で彼女に対する愛情を見せて、どうしても行く姿を見るのが大変なテギョンの表情は赤裸々に近づいた。最後まで発つパクシネの為に何でもしてあげたい彼らの行動の中で、情とは何なのかを考え直させる。
パクシネは最後のインタビューをしながら、なぜ玉筍峰に再び訪ねて来たのかという質問に淡々と一言言った。"人でしょう" 素晴らしい人々と共にするので幸せだったので、それで再び訪ねたという彼女の言葉の中に全てのものが存在した。<三食ごはん旌善編 シーズン2> の核心は、まさに人と人の関係だった。1日3食を支度して食べる行為でなく、誰とどのように食事を共にするかがまさに製作スタッフが伝えたい価値だったという点で、パクシネのこの言葉はより一層強烈に近づく。
昨年初めての開始を大根飯とテンジャンチゲにした彼らの最後の朝も、やはり初めのようだった。もちろん大根飯が何かもわからなかった彼らが、わかって作り出して美味しく食事をする過程で、明確に変わった彼らを見ることができた。会者定離をする彼らの方式は、初めて開始と現在を単純に比較して、どんな成長をしたのか見せる方式で整理した。
最後の朝を迎えた彼らの忙しい姿の中に、すでに故人になったシンヘチョルの '日常への招待' は、あまりにも自然で魅力的にマッチした。"散歩をしてお茶を飲んで本を見て考えに浸る時、この頃には何かガランと空いたようで。今の僕は誰か必要なようで..... お互いに対するほとんどあらゆる事を見守って知るようになるということが、言葉のようにそんなに簡単ではないよ..... 僕に来て僕の生活の中に"
歌詞は愛する人に対する切なさが含まれているが、幅広く解釈すれば <三食ごはん旌善編 シーズン2> の最後を飾るのに、これよりもっと行われた歌はないほど絶妙だった。
パクシネとシンヘチョル。お互いに関係ない2人が1つになって、旌善の最後はより一層大きな意味で位置づけを確保することになった。<三食ごはん> がたとえ旌善を離れるが、新しい場所でまた会うことになるだろう。日常に招く彼らの素朴で単純な人生。その中で感じられる人間に対する愛と温みがいっぱいの視線は、相変らず私たちに強烈に近づく。たとえ旌善とは別れだが、どこかまだわからないそのある場所で、再び彼らは <三食ごはん> を私たちに薦めるだろう。
会者定離...確かにその通り
それにしても、3人のお兄ちゃん+可愛い末っ子の妹の図式、もっと見たかった
お兄様方にあーんしてあげる妹、可愛かったなぁと2日経ってすでに懐かしい
シネちゃん、こういう番組にすごく合ってるから、きっとこれからオファーくるだろうね
