ドラマ <ドクターズ> 以後、どのように過ごしているのですか?
ドラマが終わるやいなや、映画 <沈黙> を撮影しましたし、あちこちを旅行しました。今は映画の封切り前で、ちょっと一息入れています。宿題チェックを控えたように、恐ろしくもありときめく気持ちです。

最近ハマッていることは何ですか?
旅行、そして猫。お天気がもう少し暑くなればウィンドサーフィンもしに行くつもりです。父とゴルフももっと頻繁にやるつもりです。

ゴルフですか?
運動はなんでも全部好きなんです。ゴルフは両親と共にする時間をもっとたくさん作りたくて始めました。もう1年ほど経ったかな? 初めは気乗りしなかったのですが、青い山を見て芝生を歩くことがだんだん好きになりました。父と一緒に釣りに行くことも好きです。友達とはボーリングもします。

そう言えば、フラワーアレンジメントからキックボクシング、フェンシングまで趣味が多いことでも有名です。
作品が終わったら空しくなるんです。体も心もつらいんです。考えてみたら、3~5ヶ月の長い時間の間、パクシネという人間の代わりに作品の中の人物で生きていくことじゃないですか?  撮影が終わったら、本当に自分がどんな人間だったか忘れてしまったようになるんです。平凡だった日常も気まずくなって、全てのものがリセットされたみたいなんですよ。誰かがリセットボタンを押したみたいに。

そんな時に新しい趣味を作って、思いを分散させるんですね。
そうなんです。新しいものを見て、新しいことを習いながら心を満たしていくんです。かなり効果が良いんです。そうやって本来の自分に戻るのに3ヶ月かかる時もあれば、6ヶ月超える時もあります。とりわけ大変だった役のときも、とりわけ楽しかった現場も全部同様です。

それだけ役に対する没入度が高かったという意味である所以でしょう。現実に戻っていくのが一番大変だった作品は何ですか?
なんと言っても、ドラマ <ドクターズ> だと思います。撮影が終わるやいなやすぐに映画を撮ることが、思ったより心理的にかなり大変でした。弁護士役を引き受けましたが、裁判のシーンより、感情シーンがはるかに多かったんですよ。法廷の中で真っ直ぐだった人が少しずつ変わって行く、そうやって感情変化が多い人物なので、ひと際とても難しかったと思います。演技というのは、本当に難しくて終わりがないことだと新たに悟りました。生身の俳優 パクシネの演技というものはどんなものかについて、悩みも多かったんです。瞬間、自分が上手くできているのか、全てのことに確信できない瞬間があるじゃないですか? まさにそんな気持ちでした。色々な面で、自分の演技人生で大きな意味になった作品になったと思います。

映画とドラマの演技は違ったのですか?
ドラマは与えられた時間内に撮影して放映しなければならないのでスピード感がある代わりに、映画はより余裕があります。だからより一層繊細な感情演技が必要です。画面もさらに大きいので、顔の微妙な震え、些細な表情1つまで全て演技にならなければならないんです。

新しい作品を始める時、その役の中にハマるためにどんな努力をするんですか?
私が完璧にその人物になるのは不可能です。私は単に私なりの合致点を探そうと努力します。最大限チェイナになるべく、ユヘジョンになるべくですね。撮影開始前、パクシネとその人物の間の接点を探す為に、演技の先生と一緒に研究します。こうやって先生とキャラクターを分析してみると、その人物について私がそこまで考えることもできなかった部分がわかるようになる時が多いんです。そうやって役に対して基礎を固めて撮影現場に行って、現場での雰囲気を加えたら人物が完成されるんです。本能だけでは限界があります。

<無限挑戦>、<三食ごはん> 等 バラエティーに出演するたびに、途方もない話題を集めました。ところがなかなかバラエティーで見るのが難しい俳優です。
本当にバラエティーの感覚がないんです。ただうまく生かして下さったおかげです。

ガールズグループを踊って、カクテキを漬けるパクシネを見て、人間的な魅力を感じたという人が多いです。
私はよくお遊びします、ハハッ。それで時々叱責を受けたりもします。女優なら、お願いだからちょっとおとなしくしていなさいと。でも私はやりたいことはやって生きたいんです。俳優はどうでなければならないという枠組みが嫌いなんです。太陽の光で肌をちょっと日焼けするのはどうですか? 作品をする私が、また完璧に準備された姿でプロらしく大衆の前に立てるならば、普段はもう少し自由になってもいいじゃないですか?

あっ、これは普段のパクシネのイメージとちょっと違う姿ですね?  'シネ、君はどうして良い記事だけ出てくるの' のようなタイトルの新聞記事があったように、人々はパクシネと言えば、まっすぐで正しいイメージを思い出しますね。
私はむやみに優しい人間ではありません。違うことは違うと言える人間になりたいです。両親のおかげで幼い時から正しく生きる為に努力していますが、時々カッとしたり無礼なことを見たら我慢することができない時もあります。人々の言葉に臆病になって縮こまる時も多いんですよ。ただの平凡な20代なんです。人々と話するのがあまりにも好きで、インタビューの時、胸の内を打ち明ける時が多いですが、それを記者さんがうまく見て下さるんだと思います。
義理があることでも有名です。'自分の大切な人だ’と判断するそれなりの基準がありそうです。
運良くも周りに終始一貫した人が多いです。 芯が真っ直ぐな、その一方で自分が考えるところを馬鹿力あるように歩く人たちです。すでに数年を共にしてきているスタッフたちやホンギ  (FTISLAND) やジュンヒョン (Highlight) のような友達がそうです。

何もしなくてもいい完璧な1ヶ月の休暇が与えられるならば何をしたいですか?
アフリカに発ちたいです。<花より青春> に出てきたヴィクトリアの滝を必ず一度見たいですね。

もし <花より青春> にキャスティングされたらどうしますか?
無条件でやらなければならないですね。気の合う友達とキャンピングカー旅行も素敵だと思います。

一緒にしたいメンバーを挙げるならば?
ソヒョリムオンニとクリスタル。2人とも旅行も楽しんで、音楽も好きで私とよく合うと思います。あっ、面白くていつも楽しいソンギョンも良いと思います。

実兄とのアイスランド旅行はどうでしたか? 兄妹間の旅行は珍しいことですよね。
どうしてもアイスランドでは運転する人が必要だと。それで兄が私を連れて行ったんだと思います、ハハッ。運転だけ一生懸命して来ました。

パクシネはどんなスタイルの旅行者なんですか? 
いつぞやは仲良しのオンニとフランス南部とデュッセルドルフ、アムステルダムを旅行したんですが、歩きたければ歩いて、休みたい時は休んで、精一杯怠けるように行ってきました。その国、その文化についてたくさんわかればわかるほど、旅行がより楽しくなるという事実も悟りました。今では美術館に行く時も本をあらかじめ読んで、インターネット検索をしながら作品について調べてみます。おかげで絵を見て、より一層豊富で深い感動を感じることになりましたよ。

特に印象深かった絵があったとすれば? 
アムステルダムでファンゴッホ美術館に行ったんですが、油絵の質感にハマりました。幾重にも重なった筆使いが作り出す美しい立体感。静かに覗きこんでいたら、ある瞬間絵でなく空間になるような感じが素晴らしかったんですよ。

 

ほぼ10年前、シネさんに会ったことがあります。ビューティーインタビューをしましたが、該博な知識に驚きましたね。 
私はその時使った製品を今でもそのまま使っています。酵素石鹸を使って、界面活性剤があまり入らない洗顔剤を頑なに選びます。 保湿が一番重要だと信じているので、いつも水分クリームを十分に塗りますよ。高機能性製品に固執することよりは、基礎に忠実にしようという主義ですね。ヘアも同じです。頭皮を元気にすることが良い髪のきめの基本だと考えて、シャンプーを一番マメに選びます。呂の滋養潤毛人参シャンプー液のように。今日のように撮影の為にドライヤーの熱をたくさん当てた日には、頭皮の熱を下げる呂の滋養潤毛頭皮エッセンスをたっぷり塗って寝ます。

今年28歳、どのように年をとりたいですか?
母が50代半ばなのに、母の微笑みがとても美しいんです。それだけたくさん笑ったという証拠ですから。両親の店に来るお客様も、母を見れば気分が良くなるという話をたくさんされます。それを見て、私も母のように年を取りたいと考えたりします。しわさえも美しいこともあるということを、母の顔を見てわかるようになりましたよ。

パクシネという俳優がどのように成長していくのか気になります。10年後、20年後どんな姿を夢見るのですか?
たくさん聞く質問ですが、私はあえて答えを言いたくありません。むしろこんな俳優になりたいと自ら定義するならば、その枠組みに囲まれて強迫観念ができそうですね。 ただ今を感謝して楽しく生きていきたいです。

 

 

 

5日ぶりの浮上・・・・

 

シネちゃんのインタビュー記事を細々と編集していたものの、大好きだった真央ちゃんが亡くなってダメージが大きかったこと、私ごとだけど昨日お誕生日を迎えたりと何だか進みが悪くて遅くなっちゃったうえ~ん

毎度のことだけど、インタビュー記事はやっぱり楽しかったわハート

インタビューにもあったけど、カッとなることもあれば我慢できないこともあるよ、シネちゃんも人間だもの^-^;