'ｱﾙﾊﾝﾌﾞﾗ宮殿の思い出'-ｿﾝｼﾞｪｼﾞｮﾝ作家、今度はARで応答、破格とﾛｺの両手兼将、成功的ｱﾙﾊﾝﾌﾞﾗ宮殿の思い出1話 - ﾋｮﾝﾋﾞﾝXﾊﾟｸｼﾈ、そしてARｹﾞｰﾑ、驚くほど魅力的な始まり
漫画からARで、もう一度の進化証明したｿﾝｼﾞｪｼﾞｮﾝ作家?
衝撃的なｲﾝﾄﾛだった。誰かに追われたｾｼﾞｭは、列車の中で狙撃された。重要な存在が初回の始まりと共に死ぬという話にもならない展開は、空しかったり劇的にならざるを得ない。死んだが死ねなかったｾｼﾞｭが作った世界。その世界に入ってきた彼らの血がにじむ戦闘はもう始まりだ。
拡張現実ｹﾞｰﾑを積極的に導いて来て興味深いｽﾄｰﾘｰを作り出したｿﾝｼﾞｪｼﾞｮﾝ作家
ﾊﾞﾙｾﾛﾅからｸﾞﾗﾅﾀﾞに向かう列車。寝台列車に急に飛び込んだｾｼﾞｭは不安だ。ﾊﾞﾙｾﾛﾅ駅付近でｼﾞﾇに電話をしたｾｼﾞｭは、誰かに追われる姿だった。苦労して汽車に乗車したが、不安は相変らずｾｼﾞｭを掌握していた。
ｸﾞﾗﾅﾀﾞに到着して寝台列車を開ける瞬間、銃を持った誰かによってｾｼﾞｭは倒れる。そうやって全てのものは終わるのだろうか? 不思議にも同じ寝台列車にいた乗客たちは、何の痕跡も探すことはできない。現場で殺害されたとすれば、途方もない形跡で誰でも知ることが出来たはずなのに、そこはとてもきれいだ。
IT投資会社を運営するｼﾞﾇは、ﾊﾞﾙｾﾛﾅに出張に来て、不思議な電話を一本を受けた。熟睡を覚醒するその電話をかけたのは、消えたｾｼﾞｭだった。ｼﾞﾇの電話番号を知っているということも珍しかったが、彼が電話を切ることができなかった理由は、友達だったがもう決して許すことはできない敵になったﾋｮﾝｿｸの名前がｾｼﾞｭの口を通じて出たためだ。
通話をしたｾｼﾞｭは、ﾋｮﾝｿｸが自分に100億をくれると言った。とんでもない話だ。共同創業をしたが、もう競争会社の代表であるﾋｮﾝｿｸを見逃すことはできない。ﾋｮﾝｿｸが100億をくれるという話をするほどならば、ﾋﾞｼﾞﾈｽｱｲﾃﾑがどれくらいすごいのか十分に知ることが出来る。
自分に送ったというﾒｰﾙを確認したｼﾞﾇは驚くしかなかった。睡眠も諦めてｸﾞﾗﾅﾀﾞに急に発つしかなかった理由は、ﾒｰﾙの中に全部含まれていた。とうてい見逃すことはできない驚くべき内容がﾒｰﾙに含まれていたからだ。ｾｼﾞｭが指定したﾎﾞﾆｰﾀﾎｽﾃﾙを訪ねた。
古いﾎｽﾃﾙ。それでも足りず、ｴﾚﾍﾞｰﾀｰもなく、6階まで上がるしかなかった。埃まみれでﾈｽﾞﾐが行き交う話にもならない空間。便器まで壊れていて、携帯電話の充電も不可能だ。生まれて初めて見るめちゃくちゃな部屋だ。1階まで降りてきて充電をしたｼﾞﾇは、驚くべき世界と向き合うことになった。
ｿｳﾙの会社からﾒｰﾙで来たARｹﾞｰﾑのﾛｰﾃﾞｨﾝｸﾞを始めて、ｼﾞﾇは想像もできない世界に入り始めた。ｸﾞﾗﾅﾀﾞを背景にした拡張現実ｹﾞｰﾑに入る瞬間驚くほかはなかった。建物が破壊されて、溢れた建物の残骸を触ってみたところ本物だった。
鎧をまとった馬に乗ってｼﾞﾇの前に登場した騎士。そうやって倒れた騎士は、ただの始まりに過ぎなかった。銅像が生きて動いて、自分に刀を振り回した。その驚くべき状況に慌てたｼﾞﾇは幸せだった。こういう話にもならないｹﾞｰﾑを得ることができるならば、この程度の苦労は何でもないということだ。
100億で買おうと思ったこのｹﾞｰﾑを、ｼﾞﾇは100兆のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄと考えた。この程度の拡張現実ｹﾞｰﾑならば、100兆以上の価値を持つしかないからだ。現実とｹﾞｰﾑの境界を行き来するその空間の体験に、ｼﾞﾇは無条件で契約を取りつけたかった。最小限、ﾋｮﾝｿｸと契約をしなかったということだけは明確だ。
100兆の価値があるｹﾞｰﾑを確保するために、刃が鋭くなったｼﾞﾇは、ﾋｽﾃﾘｰを働かせた。 ﾎﾞﾆｰﾀﾎｽﾃﾙに来る瞬間からここが嫌いだった。 ｾｼﾞｭがここを指定したので発つことが出来なかっただけだ。このような状況で、重要な通話中、火災警報に腹が立ったｼﾞﾇは、ﾋｼﾞｭに言ってはならない卑劣な言葉を吐き出した。
吐き出すことができるすべての言葉で攻撃をした後、ﾋｼﾞｭがどんな存在なのかｼﾞﾇは知るようになった。秘かに情報を伝達する彼女を通じて、ｼﾞﾇはｾｼﾞｭという人物が17歳という事実を知ることになった。契約をするといっても未成年者との契約は不可能だ。両親が亡くなったｾｼﾞｭに代わって契約ができる人物は、姉であるﾋｼﾞｭが唯一だ。
絶対的な存在であるﾋｼﾞｭに再び会わないことで念を押して、ひどい言葉を全て吐き出したｼﾞﾇとしては見通しが暗くなるしかない。そうやって2人の縁は始まった。工学博士時代、ひま潰しで始めた事業で大成功を収めた。羨ましいことこの上なく成功したｼﾞﾇだが、最も信じた人たちに裏切られた。
同じ工学博士で創業を共にした親友ﾋｮﾝｿｸは、会社の主導権をめぐってけんかをして出て行った。そしてｼﾞﾇの妻と結婚した。 最も信じた2人に裏切られたと考えたｼﾞﾇは、誰も信じられなくなった。再婚した妻とも離婚している。そんな彼の唯一の楽しみは仕事だ。
自分のすべてを賭けてもいいほど優れたｹﾞｰﾑを見つけた。これを他でもないﾋｮﾝｿｸに奪われるということは有り得ないのだ。そうやって始まった物話は、<ｱﾙﾊﾝﾌﾞﾗ宮殿の思い出> を新しく作り出し始めた。不思議なｹﾞｰﾑと現実が混ざり合った世界は、驚くべきであるように魅力的に始まった。
漫画と現実を行き来する物話を盛り込んだ <W> のｿﾝｼﾞｪｼﾞｮﾝ作家が、今回は '現実拡張ｹﾞｰﾑ' で帰ってきた。前作より爛熟したｽﾄｰﾘｰと滑らかなCGで武装した <ｱﾙﾊﾝﾌﾞﾗ宮殿の思い出> は、大ﾋｯﾄﾄﾞﾗﾏの兆しを見せた。他のｹﾞｰﾑでもない現実増強ｹﾞｰﾑを選択したことは、神の一手だった。
全世界的に旋風的人気を呼んだ 'ﾎﾟｹﾓﾝGo' の発展した形態だ。このｹﾞｰﾑによって '現実拡張ｹﾞｰﾑ' に対する関心が大きくなった。VRｹﾞｰﾑが日常の中に入ってきている状況で、私たちは近未来、本当に皆が楽しむことができる '現実拡張ｹﾞｰﾑ' の世界と向き合うしかないだろう。
初回だが、物話の構成が素晴らしかった。そして文句のつけようがなかったCGは、物話に没頭するのを手伝った。CGの役割が重要にならざるを得ない形式という点で、CGは重要だった。文で書かれた状況をどれくらい効果的に見せるかがこのようなｹﾞｰﾑでは重要だが、<ｱﾙﾊﾝﾌﾞﾗ宮殿の思い出> は最小限CGの心配はしなくても良いようだ。
ｹﾞｰﾑと現実は、映画や小説としても馴染むように取り扱った。新しいことがないということだ。しかし、その中でどのように新しくてｴｷｻｲﾃｨﾝｸﾞな物話を作り出すかが競争力だ。そうした点で、ｿﾝｼﾞｪｼﾞｮﾝ作家は前作である <W> を凌駕する成長を見せてくれた。
<ﾅｲﾝ> と <ｲﾆｮﾝ王妃の男> を通じて時間旅行に耽溺すると、<W> と <ｱﾙﾊﾝﾌﾞﾗ宮殿の思い出> を通じて新しいｼﾞｬﾝﾙ的結合を試みている。漫画と現実の結合を越えて、すでに現実拡張ｹﾞｰﾑという未来の価値を持ってきて興味深く解きほぐしたという点で嬉しい。