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[アルハンブラ宮殿の思い出] 5話の復習①

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'アルハンブラ宮殿の思い出' 、いつの間にかヒョンビンに没頭しているというのが奇想天外だ
だんだんハマって、いつの間にかゲームと現実が重なったこの世界が呼び起こす緊張感と恐怖、ときめき、興奮のようなものを感じることになった。tvN週末ドラマ <アルハンブラ宮殿の思い出> が、この魔法のような世界へ私たちを導くプロセスは、私たちがゲームに没頭していくプロセスをそのまま追っていく。振り返ってみれば、この世界を作ったチョンセジュ (チャニョル) がスペイン グラナダに向かう列車で、突然 'アルハンブラ宮殿の思い出' のギターの音色が流れて暗雲から雨が降り始めると、誰かに銃で撃たれるシーンは、一種のゲームのオープニングに該当した。 

そしてそのゲームに投資するために、ユジヌ (ヒョンビン) がセジュに会おうとグラナダのボニータホステルに来ることになり、その日の夜、広場で現実と仮想が重なった拡張現実ゲームを徹夜でするプロセスはチュートリアルだ。そして本ゲームはは、この拡張現実ゲームに対する投資を置いてライバル関係にあるチャヒョンソク (パクフン) とユジヌがゲームに連結されて一戦の勝負を行居ながら始まる。

 

 私たちはそのシーンを何の疑いもなく受け入れたが、事実彼らがなぜ現実で会って会話や腕力で戦わず、よりによって拡張現実ゲームの中で対決をすることになったのかということは興味深い。一時は友達であり同僚だったが、会社から独立して、さらに前妻まで奪っていったヒョンソクにおそらくジヌは殺意まで持っただろう。しかし、現実の中では殺人をするというのが許されない。だからゲームの中でキャラクターと剣を持ってひと勝負の対決を行う。それが実際死に追い込むようにはしないだろうが、あたかも実際のような復讐心でも、痛快さを代理してくれることと信じるためだ。  

すなわちこの部分は、私たちがどうしてこの仮想のゲームを本物のように受け入れることができるのかに対する手がかりが盛り込まれている。私たちはそれが本物だからではなく、現実では得ることはできないあるものを代理して得ることができるだろうと感じるので本物のように受け入れる。仮想はだから現実になる。1日中私たちが実際のようにゲームにハマる理由がここにある。外部の視線で見れば、そうやってコンピューターのモニターから、あるいはスマートフォンの液晶を覗いて熱中しているゲームをする彼らは、だから変に見えることができるが、本来そのゲームをする彼らは実際のようにその世界に感情を注ぎ込む。  

 

ジヌとヒョンソクがある公園で拡張現実ゲームで対決して、結局ヒョンソクが凄惨に血だらけになったまま倒れることによって敗北すると、勝利の喜びに満ちたままその場を離れるジヌは何の罪悪感を感じない。彼はこれがただのゲームだと考えるからだ。しかし次の日、そのヒョンソクが本当に死んだまま発見されて、数日後ギターの旋律と雨雲の中で彼があたかもゾンビのように再び現れてジヌを攻撃して死の危機に陥れた時、彼は自分の考えが間違っていたということを悟る。事実ヒョンソクを殺したのはまさに自分で、そのために自分もその代価を払っているということを知ることになったのだ。  

もちろんこのようなゲームの中の世界と現実が重なって繰り広がる事件は、実際には繰り広がることはあり得ないことだ。仮想の攻撃が物理的打撃を与えることができるはずがないためだ。しかし、ゲームをしながらその仮想世界で実際のように感情の起伏とそれで生じる呼吸と心臓拍動を感じたならば、それをただ非現実とさえ言うことはできないだろう。仮想の作動は、このように現実の感情と加わって可能になる。 

 

<アルハンブラ宮殿の思い出> が描くファンタジーの世界が特別に描かれるのは、それがここからあそこへ渡った世界でなく、こことあそこが重なった世界という点のためだ。ジヌは病室の外に現れているサイバーゾンビのようなヒョンソクを避けるために、チョンヒジュ (パクシネ) に差し迫っているようにドアを開けるなと叫ぶ。しかしヒジュにはそのヒョンソクのような存在が見られない。よく現実の上に字のようなのが加わって浮かび上がる拡張現実の世界を、私たちは漠然と珍しく眺めたが、誰かには見えて誰かには見えない世界が存在するというのは事実背筋が寒くなるということだ。  

ヒョンソクの剣に当たって倒れて、今は死ぬ危機に瀕したジヌの前に、突然ヒジュが登場することによってその危機を抜け出すシーンはだから意味深長だ。それはヒジュという人物が、この抜け出すことができない世界からジヌを救ってくれる存在ということを暗示し、同時に仮想の世界を遮る現実的存在の意味が加わったからだ。ジヌはヒジュを抱きしめて、仮想の世界に落ちていく自分を、彼女が現実の感覚に導いてくれることを願う。そしてこれはもしかしたら、このドラマが言おうとする重要なメッセージでもあるだろう。 

 

事実 <アルハンブラ宮殿の思い出> が繰り広げた仮想と現実が重なった世界で、物話がどんな方向に流れるのかは予測することも難しく、また予測する必要もない。ただその重なった世界が作り出す多様な事件を垣間見て、あたかも実際のように没頭して緊張感と弛緩、そして咲き始める感情を経験すれば良いだけだ。もしかしたらこの奇想天外なドラマは、そのプロセス自体がメッセージだと見ることができるということだ。このおかしな世界を私たちが受け入れて、その中にハマってしまったジヌに没頭しているという事実自体が、すでに拡張現実の世界の中に入ってきている私たちの現実を表していることであるから。 

 

 

 

ドラマが土日のオンエアなので、日月が慌ただしいなぁと個人的に思っているここ最近。。

個人的に落ち着いて復習できる火水が一番ホッとできる瞬間ぷぷ

 

いつもの復習記事に加えて、もう1つロングな記事があったのでやってみた〓tyuna〓

でも何だか訳わかんなくなってきて.. 軽ーく流して読んでみたらいいかもはい


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