①からのつづき
それまで演技してきたキャラクターが、よく '反抗児' と '高校生' というカテゴリーに括られるが、演技する立場では人物ごとに表現する方法が細分化されているようだ。
キムウビン : キャラクターごとに生きてきた環境が違って考えや価値観もみんな違います。だから作品をする時は日常生活、習慣、歩み方のようなものもキャラクターによって変えながら、台本に自然に溶け込もうとします。<学校2013> のフンスの時は、すべての行動を少しずつ遅くしました。フンスが人生で一番重要だと考えた2種類であるサッカーとナムスン (イジョンソク) をみんな失った時は、何もしたいことがなかったので無気力に動きました。<友へ チング2> のソンフンの時は、やくざでいらっしゃる方々の習慣や姿勢、ジェスチャーのようなものを身につくようにして、ひどく外股で歩いて揺らして動きました。 体重も9kgほど増やして運動をたくさんして、その時の写真を見たら、顎のラインがなくて体がとても大きくなっています。ヨンドはソンフンが持つ面を最大限一般化されて、知らないうちに身についているマナーが表れるようにしようとしました。事実 <友へ チング2> を撮る時はとても敏感になっていました。後で友達がお前とても鋭敏になったという話をした時驚きました。キャラクターに近づいたという面では嬉しいながらも、ひょっとして僕が愛する人々にミスをしたかと思って心配になりました。反面、ヨンドで生きる時は明るくいたずらをたくさんして、撮影現場でも無邪気に過ごしました(笑)
映画を通した成長の結果が表れたようだ。
キムウビン : <友へ チング2> でユオソン先輩をはじめとして色々な先輩方と向かい合って演技をするという自体たくさんのことを習いました。比重が大きな役割を受け持って責任感も大きくなりましたし、以前より体をもう少し自由に使えることになりました。<学校2013> が終わった後には、僕が先輩からもらったものがとても多くて、相手を配慮することができる俳優が素晴らしい俳優という基準を見つけましたが、<友へ チング2> と <相続者たち> を終えて、今は余裕がもう少しできた分 欲を出して周りを見ることができることになったと思います。それでスタッフたちまで考える俳優が素晴らしい俳優というもう1つの基準を知るようになりました。そんな基準を100種類程見つけて満たしたならば、素晴らしい俳優になるんじゃないかなと思います。
故郷が全州なのに釜山と慶南が背景の <友へ チング2> で蔚山なまりを消化しなければならなかった。手ごわい宿題だったと思うが、俳優として1つの武器はさらに得たわけだ。
キムウビン : 実家が釜山なので、釜山なまりはよくわかる方です。しかし、ソンフンは釜山でなく蔚山なまりを使って、蔚山は工業都市なので全国各地から来た人々が混ざって、各自少しずつ違う言い方を使います。幸いソンフンの友達の僧侶の役の俳優 チョンスギョ兄さんが蔚山の人なので、撮影する3ヶ月間一緒に住んで、台本も一緒に読んでなまりで会話しながら習いました。そして僕はソウルで暮らして中高校だけ全州に出たのですが、故郷の友達に会ったり興奮した時は思わず全羅道なまりが出てきますが、実際に誰かがさせたらうまくできません (笑) それでも全羅道なまりで演技する機会があるならば、きちんと挑戦してみたいです。
モデルになりたかった高校の時に書いた文を見たら、"ルックスには自信がない" と自らを評価するとも言い、学校で1人で姿勢を練習するという内容もある。幼かったが、どのように意志と根気を持って目標に向かって行くことができたか。
キムウビン : 当時は努力派という言葉を聞きたかったです。持っている才能はなくても努力で夢を叶えることができると信じたし、後で僕が必ず立派なモデルになって、他の友達に希望を与えることができるほど上手にしたかった。今でも時々学校に特講をしに行きますが、僕が何をたくさん知っているわけではないのですが、後輩たちに僕の経験談を話してあげます。僕がしたいことを継続しながら、その仕事をしたがる子に話をしてあげられるということは幸せなことです。
2011年、KBS <ホワイトクリスマス> で一緒にデビューしたモデル出身の役者がキャリアをじわじわ積み上げているのを見たらどうか。
キムウビン : イスヒョク、ホンジョンヒョン氏がOn Style <スタイルソグ> のMCを引き受けた時、僕とソンジュンと (キム) ヨングァンが兄さんが遊びに行くコンセプトで旅行に行ったのですが、撮影最後に感想を話そうとするとなぜか胸がいっぱいになりました。同じ頃にモデルで活動し、演技を初めて一緒に始めた同じ年頃のメンバーたちが一緒に笑うことが多いというのが素晴らしいことです。似た立場にあって、会えば競争というよりはお互いに経験談を交わしたりアドバイスをすることもできて力になります。そして (イ) ジョンソクと僕をライバルだと表現する方たちもいらっしゃいますが、モデルだった時も演技する時もジョンソクは僕より先輩でした。ジョンソクにはドラマを引っ張っていく力があって、僕は友達であり後輩として一生懸命について行っているのです。
多少突然のデビュー以後、今年ある程度位置づけを固める前まで活動する間、自分に与えられた機会が嬉しいながらも期待値に至らないだろうか不安ではなかったか。
キムウビン : 仕事が与えられた時、'うまくやり遂げることができるだろうか' というような心配は特にしませんでした。僕の配役を演技する人は我が国、全世界に僕1人だけなのに僕まで揺れてしまえば見る方々も不安だから、どうにか中心を捉えて行くのが重要でした。事実新人なので、できないのが当然です。とても上手にしたら天才でしょう。だから、どのみち目標は毎作品ごとに最善を尽くすことでした。
これからは作品に対する選択肢がはるかに多様化するはずだけど、どんな事をしてみたいか。
キムウビン : <友へ チング2> の封切り前アフレコをしに行った時、クァクキョンテク監督さんにお目にかかりましたが、"君は何をしてみたいのか" と尋ねられて、障害がある方々の気持ちを知りたいと申し上げました。たくさんの人が体験してみることができないことを体験された方々の気持ちを理解して、もう少し多くの人々に知らせて共感することができるようにすれば良いという気がしました。新人なので色々なことを経験したいです。また、学生や反抗児の役だからしないという気持ちもないです。シナリオやシノプシスに同感したり本当におもしろく読んだならば、いつでもまたすることができます。どうせ学生のような場合は、今でなければできないということで(笑) MBN <ヴァンパイアアイドr> でシットコムをしたので、コミカル演技も壊れることに対する恐れは全くないです。劇中では何でもすべてすることができます。
SBS <演技大賞> のMCを引き受けることになったのも、新しい経験のうちの1つだろうか。
キムウビン : 他の授賞式には行ってみましたが、<演技大賞> には初めて行ってみます。昨年 <学校2013> は2話まで放送されてKBS <演技大賞> が開かれたのですが、僕は3話から登場したせいで残念ながら行けませんでした。今年は <相続者たち> のおかげで行くことができるという思いはしましたが、MCを任せて下さって光栄ですがプレッシャーが大きいです。MCを受け持っているMnet <M! Countdown> も生放送なので、万が一の事故に備えて出演歌手の記事をたくさん目にして一生懸命していますが、<演技大賞> はそれよりステージがはるかに大きくて、人々がたくさん来られるので震えて… ジョンソクを見て進めなければならないと思います(笑)
今そのどの時より華麗なスポットライトを受けているが、いつかこの光が消える瞬間が来ることがあり得るということについても考えるか。
キムウビン : そんな負担を感じたら活動できません。スポットライトを受ける時があれば受けられない時もあるけれど、それを恐れたらこれから乗り越えて行くことはできない。ただし残念な点を最小化する為に、自分をもう少し固めなければならないと思います。まだ若いので覇気でもう少しぶつかって、時間が経つにつれキムウビンという俳優を信じて見ることができるようにさせたいです。
( マネートゥディ チェジウン記者の記事を訳 )
ガッツリのインタビュー記事だったので、久々にやる気出ました
ウビンくん、努力してしっかり演技のお勉強をしてきてたんだね
これ読んでから見る目がちょっと変わったと言うか、感心したと言うか…
マルチな才能を開花させて、ますます飛躍されるのを期待してます
最後に、今年最後の更新になるかもしれないので…
今年も1年、シネちゃんや相続者たち等を通じて皆さんにお世話になりました
2014年もまた変わらずシネちゃんを追い続けていきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします