ピノキオ7話-イジョンソクはなぜ実兄に背を向けなければならなかったのか?
記者を非難した、だから記者になりたかったダルポは、自分が取材した記事によって大きな衝撃を受けてしまった。あれほど憎悪したことを自分がしたという事実に、自ら記者職を諦めるほどだった。自分が真実だと考えた事件の中の真実は、別に存在した。
井の中の蛙の世の中を見る ;
実兄キジェミョンに背を向けたダルポ、真の記者になる為の選択
過度なダイエットをして亡くなったおばさんを置いて、2つの放送局は激しい取材競争をする。そしてYGNのチェダルポは機知を発揮して、CCTV映像を録画することに成功する。映像を取得して単独スクープで競争は終わったかのように見えたが、ピノキオのイナの気がかりは、事件の本質が何なのかわかるようにしてくれた。
映像を確保したダルポは、そこで終わることができた。高度肥満患者である亡くなった女性が、ジムで過度な運動で亡くなる映像を確保した以上、MSCとの報道競争で十分に勝利すると確信した。
ダルポも感じてはいたが、疑問点は存在した。すべての焦点は、彼女の過度なダイエットに合わされていて、その理由もやはり前夫が美人コンテスト受賞者と再婚するという事実に怒って、猛烈なダイエットをしたとのことで帰結されていた。女というものは年齢を問わず美しくなりたがる欲望があるという事実に集中して、前週放送された過度なダイエット死と共に相次いだスクープになるという確信で近づいた。
問題はなぜそんなに美しくなろうと努力したおばさんが、作業服を着てただ痩せることにだけ執着したかという事実だった。イナやダルポ2人ともが持っていた疑問に、相対的弱者だったイナが先にその疑問を解いた。映像を確保したダルポ側は余裕があったが、何も引き出すことが出来なかったイナとしては、何でもしなければならなかったからだ。さらにピノキオ症候群によって嘘をつくことができなかった彼女としては、何かわからない気まずさが残っていた。
過度なダイエット死亡者の真実は、虹の向こう側に存在した。ジムのスタッフたちと周辺状況、そして決定的な証拠になる映像は、彼女の過度な欲だけ話していただけだった。 だが虹の向こう側にあった真実は、彼女がなぜ命が危険な状況でも過度なダイエットをするしかなかったかを見せてくれた。
高度肥満だった彼女が過度に痩せようとしたのは、娘に肝移植をするためだった。すべての条件が合うが、脂肪肝によって移植手術が不可能だという話を聞いて、彼女は娘の為に死のダイエットを始めた。現実的に不可能な短期間ダイエットを敢行した理由は、ただ娘に肝臓を移植するという熱望のためだった。
急激なダイエットをしてでも、娘に元気な肝臓を移植してあげたかった1人の母の努力は、他の人々によって嫉妬心に疎い雲をつかむような存在で烙印が押されてしまった。前夫の結婚に嫉妬してその嫉妬心に目が覚めて、自分が死ぬかもしれないまま痩せることにだけ執着した情けない存在と烙印を押された女性の真実には、娘を生かす為のものすごい慕情が存在した。
この事件を通じて、ダルポは大きな悟りを得ることになる。自分があれほど否定して非難した状況を自分が作ったからだ。ソンチャオク記者でもないのに、非難をすることがどれほど滑稽なことかわかるとの叱責がどんな理由なのかも知ることが出来た。そしてイナに非難を浴びせた自分の姿も浮かび上がった。'ピノキオ' だから記者になれない理由を話した自分が、どれくらい情けない存在なのか改めて悟ることになったダルポは、記者職をあきらめようとした。
父と一緒にお風呂に入ったり食事をしたりして、ダルポは自然に記者を辞めたいと言う。"くそが怖くて避けるのではなくて、汚いから避けるんだ" というダルポの自己慰めをする姿を見た父の一言は決定的だった。くそは汚いのではなくて恐ろしくて避けることだという言葉だった。汚なかったら片づければそれだけのことで、どうして避けるのかという話の中に正解があった。
ダルポを誰よりよく知って大事にする父は、そんなに愚問賢答を通じてダルポを正した。恐ろさを知らなかった時は問題が生ずるしかないが、恐ろさという事実を知ってすれば大丈夫だという父の激励は、記者としてダルポがどんな生活を送らなければならないのかよく見せてくれる大きな課題だった。
自分のミスが恐ろしくて逃げようとしたダルポは、父の言葉を聞いて再び現場に復帰する。そしてより難しくて大変な選択をするしかない状況でも、自分がなぜ記者になろうとしたのか忘れないように努力した。現場に復帰して事件を取材したダルポはムンドクス事件に執着し始める。何か忌まわしいこの事件から答えを探そうとするダルポは、ドクスの通話内訳の中の1つが、自分が知っていた番号という事実に驚く。
バンパー問題で通話したその男性の電話番号が、なぜドクスにも残されているのか疑ったダルポは彼と会うことになる。そしてその現場でダルポは、そのバンパーの人が自分の実兄という事実を知ることになる。キハミョンだと明らかにしたその男性は、ダルポがあれほど懐かしがった兄だと明らかにだった。
兄はとても幼い弟を見つけることができなかったが、すでに成長した兄を記憶していたダルポにそのバンパー男は明らか実兄だった。こんな状況でダルポが自分の正体を表さなかったのは、ものすごい記者意識が存在したからだ。ムンドクス事件の核心的な人物になり得る目の前の男に、自分の全てのものを見せることはできなかったからだ。
自分の実の弟という事実を明らかにした瞬間、記者としての任務は消えるしかなかった。そうなるならば、自分が敢えて現場に復帰した意味もなく、両親の死を無駄にすることもあり得るという点で、ダルポは選択するしかなかった。キャップが予告したように、さらに残酷な状況に遭遇することになったダルポは、兄弟愛よりは真実を選択した。
ムンドクス事件の共犯であることもあり得るという考えを持って出て行ったその場で会った実兄。ジェミョンはすでに13年前の過去の事件のように操作された真実を表現なし遂げた。このような状況で、MSCのソンチャオク記者に対する復讐をするために、彼女の娘であるチェイナにその刃が向かうしかなくなる状況は、ものすごい兄弟の対決を予告することになった。
今日の復習は1つだけで
復習記事をしながらゆっくり動画を見るパターンは週末の至福の時間
ダルポ-ゴンピルさんが食べてたこの食べ方が妙に印象的で、今度作ろうと思ったよ