相続者たち 15話-イミンホとキムウビン、この絶対魔性の男たちが生きる方法
タンとヨンドが少しずつ関係を回復して行き始めた。お互いに率直に自分の感情を明らかにすることができない状況で、ヨンドはタンの為に、ボディーガードを同行して彼の家へ向かう。一触即発の状況の中で、ヨンドの助けで家を脱出することになったタンは、ものすごい現実で自分が生きていくことができる方法を選択する。
王冠の重さを背負うタンと、島流しされる危機に瀕したウンサン;
ヘルメットの妖精に変身したヨンドのキムタン救出作戦、このユニークな魔性の男たちの生き方が興味深い
ラヘルによってチャニョンとボナのパーティーはめちゃくちゃになってしまう。ウンサンに配達をさせたラヘルは、クラスメートたちの前で恥をかかせる予定だったが全てがこじれてしまう。ただこうすれば、自分が願うものを得ることができるというラヘルの錯覚は、むしろ彼らがこれ以上別れることはできない関係という確信だけ植え付けたからだ。
自分を隠したまま生きていきたくなかったウンサンは、クラスメートたちみんなの前で自分が成金ではないという事実を明らかにする。タンがラヘルと家族の前で、キエが自分の実の母親だという事実を率直に明らかにしたような話だ。率直な告白を通じて真の愛を探した彼らの姿は、無謀だが羨ましく近づく。
1.大切なものを失って、より一層大切なものを勝ち取るヨンドが生きる方法
ホテルゼウスの相続者であるヨンドは悪い奴だ。自分よりできない子たちを困らせることで暇つぶしをするヨンドは、決して良い学生ではない。誰でも理由はあるだろうが、そんな理由を持ち出して相手を困らせることができる権利は、その誰にも存在しない。
ヨンドに対する弁解ができる余地は多い。彼がなぜそんなに崩れて破壊されなければならなかったのか明確にあらわれたからだ。ヨンドに賜杯者という理由でいじめにあったジュニョンが、自分をかばったタンに毒舌を浴びせる姿は重要だった。ヨンドは最小限自分が誰なのかを調べてみることはあったという話だ。結局帝国高で行われるすべての悪行を始めたタンが、真の悪魔だったとの意味だった。
親友だったタンと敵になってしまい、自分の母が父を避けて逃げてしまった状況で、ヨンドができるのは怒りを表出することが全てだった。そんな彼がこの地獄から抜け出し始めたのは、タンの帰国と偶然に向き合ったウンサンのおかげだった。
タンがウンサンと会って自分を振り返って新しい確約ができたように、ヨンドにもウンサンは自らを変化させるターニングポイントのような存在だった。しかし、運命のように1人の女性を愛することになった2人の男は争うしかなくなった。そんな争いが結局はお互いの古臭い感情を払いのけることができるきっかけで近づいたという点で、ウンサンという存在はヨンドとタンの関係を回復させる特別な存在だった。
誰かを好きで他人に自分の話をするのが下手なヨンドは、ウンサンに会ってから変わり始めた。自分が持つことが出来なかったその何かを持っているウンサンは、結局勇気を出すことができなかったヨンドに勇気を出せるようにした。ものすごく孤独の中で生きてきたヨンドは、ウンサンを愛しながら少しずつ自分が誰なのか、そしてなぜ生きなければならないかを悟り始めた。
ウンサンが中間にいなかったら決して出来なかったタンとの関係回復も、やはり少しずつ正常な姿を訪ねて行き始めた。依然として自分の気持ちをはっきり表せずにいるが、ヨンドの気持ちが変わっているということはすごく近づいた。タンが庶子だという事実がオープンに現れて危機に瀕するとすぐに、ヨンドはボディーガードを同行してタンの家に向かった。
ウンサンの要求でもなくただ自分の選択でタンの家に向かったヨンドは、自分だけが知っている秘密が公開されて虚しかったのではなかった。憎まれ口さえ叩いたが、彼の胸の中にはタンをどうやって助けることが出来るかについての思いだけでいっぱいだった。タンの要請に皮肉っただが、持ってきたヘルメットを使ってボディーガードの視線を他に集中させたヨンドは、タンが家を脱出できる機会を作った。
ヨンドはそうやってタンと少しずつ近づいていった。そして彼ほど遠ざかっているウンサンを眺めなければならない現実が切なくもある1人の男だった。愛するが無理に奪うことはできないウンサンに対する愛は、彼にはとても冷たくて悲しく近づくだけだ。しかし、そんな感情の中でヨンドができるのは、自分が愛する人のための選択だった。ヘルメットの妖精に変身したヨンドの活躍は、彼が生き方が何かよく見せたエピソードだった。
2.王冠の重さを担って、自ら王になることに決めたタンの生き方
率直に自分を表して愛まで争奪したタンは全てのものを持った。しかし王冠をかぶる為に生まれたタンにとっては、その重さを耐えなければならない責任を悟ることになる。ラヘルとの婚約破棄で広がった一大事件は、タンに王冠の重さを耐える方法を選択するようにした。
夫の金庫の中に保管されているタンと関連した資料を調べたタンの母 キエは、ラヘルの母であるイエスドがユン室長とキスをする写真を発見することになる。その写真を確保したキエは、タンに堂々と婚約を継続することができる方法を話す。しかしタンはキエに、タンの母だけでは足りないのかという言葉で切なさを表現する。ただ自分のお母さんであることを望むタンの気持ちは、結局キエに婚約破棄をすることさえさせた。
キエはエスドに写真を見せて婚約破棄を正式に要求した。この事件によって緊張し始めたキム会長は、みんなを呼び入れて状況を整理する。タンを彼の部屋に閉じ込めて本格的な作業を始める。携帯まで奪われて何もわからない状況で、タンが庶子だという事実は記事とマスコミを通じて全て公開され始めた。
タンが庶子だという事実が広がるとすぐにこれを防御する為の行動をするキム会長は、他の選択をすることになる。すでにひっくり返った水は取り返しがつかないという点で、新しい図を描こうというキム会長は積極的にマスコミプレイをしに出た。タンが庶子だという事実を前面に出してウォンとタンの競争構図を作って、これを通じて株価を引き上げようとするキム会長の選択は、本格的に彼らの戦争が始まったことを明らかにした。
ヨンドの助けで兄のウォンに会いに行ったタンは、この戦いで無条件に勝たなくてはいけないという確信だけ持つことになる。ヒョンジュを通じて兄が自分をどう思うのか知るようになったタンは、学校に呼ばれて来た日も自分の成績を叱る兄を見て幸せだった。冷たいだけだった兄が、実際は自分を本当の弟と思っていると感じたからだ。しかし、タンが父によって帝国グループの最大株主になった状況では違った。
株式を放棄してアメリカに渡っていって永遠に帰ってくるなという兄の言葉に怒ったタンは、誰も想像しなかった選択をすることになる。兄の為に徹底して経営と壁を作ろうとしていたタンは、兄のあくどい言葉に正面対決を選択した。兄に宣戦布告をして家に帰ったタンは、父にも本格的な対決を知らせた。
自分の犠牲で家族がみんな幸せになり得ることを望んだタンだった。自分が経営に意がないということを明確に明らかにすればみんなが幸せになると考えたが、他の家族は違った。帝国グループを守って成長するようにするには家族でさえお互いを警戒して戦わなければならないという主張だった。
ウォンとタン競争すれば結局家族は消えるが、帝国グループは残されることができるというキム会長の発言はそれで背筋が寒くなった。タンが庶子だと明らかになった状況で、キム会長が目つきまで変わって直ちにタンを大株主にさせて株価を暴騰させて反射利益を取る彼の姿には、残忍な財閥の姿だけでいっぱいだった。
3.タンとヨンドを再び繋いてくれたウンサン、2つの選択肢受けたウンサンの運命
タンとヨンドの関係はとても少しずつだが変わっている。ヨンドはウンサンによって名前が呼ばれ、徹底して封印していた自分を表し始めた。決して崩れないと見られたヨンドも、ウンサンによって胸の中に抱いていた感情を率直に表現し始めたという事実は嬉しかった。
一度も他人に自分の感情を表現することもなかったヨンドは、ウンサンに自分の感情を話し始めた。そしてタンが危機に瀕するやいなや、迷わずにタンの家を訪ねるヨンドは明らかに変わっていた。そんなすべての変化を導いたウンサンは、だから重要な存在になるしかなかった。ウンサンがタンに、ヨンドと2人恋愛しているようだという話をしたように、彼らは誰も触れることができない絶対的な関係だった。
キム会長によって、ウンサンは2つの選択肢を受けることになる。タンを諦めれば、望む所で生きるようにすると言う。アメリカでも先進国のどこでも望む所で気楽に素晴らしい暮らしをできるように助けるとキム会長は提案する。この提案が満足でないならば、タンと半月間何の制約なく会える機会を与えると言う。しかし半月が過ぎた後、ウンサンは前に提案した所でなく、そことは全く違うところに行って住まなければならないと言う。
ヒョンジュの事例で知ることが出来るように、お金の権力が支配する世の中で、途方もないお金を持つキム会長の言葉はすぐに法律になる。そんなものすごい束縛をかすかにでもわかっているウンサンに、キム会長の提案は慄然と近づくしかなかった。恐れの中でウンサンはタンの部屋を訪ねる。
ウンサンの意外な訪問に驚いたタンと、笑って手でシーッと言った姿は切なく近づいた。世の中で最も悲しい微笑みを浮かべているウンサンは、タンの為に自らを諦める選択をするしかない。ヒョンジュがそうしたように、ウンサンもやはりタンの為に自分の愛を諦めなければならない状況を迎えることになった。
タンが宣戦布告をして、押されたキム会長がタンを前面に出してウォンを攻撃して支配権を奪うなど、本格的な帝国グループの力の対決は、<相続者たち> をクライマックスに駆け上がらせている。このプロセスで、愛する人を失わないというタンの努力がより増して、真の意味の激情的なハイティーンロマンスはもう始まろうとしている。
( メディアスの記事を訳 )
内容がめっちゃ濃くなってきたので1つだけで…![バタ]()
最近ここの記事もパターン化してきたなぁと感じてたけど、今回はしっかりそれぞれの行動や思いを書いてくれてたのでしっかり整理できたよ![感謝]()
オンエアから数日経ち、色んな記事で整理してようやく落ち着いたかな![・・・・]()
これ書いた後にチェックがてらもう1回見たけど。。。
キエさんが会長の金庫を開けようとヒナムさんと悪戦苦闘するシーンに笑いつつここで思ったことが1つ![あせる]()
最終的な番号は "0214" でウォンのお母さん、つまり会長の一番最初の奥さんのお誕生日![苦笑い]()
このこともあって、キエさんも色んなことに踏ん切りついたんじゃないかと…まぁ勝手な憶測だけどね![ぷぷ]()