ピノキオ最終話-イジョンソク、パクシネのハッピーエンドの後ろに隠された作家の意図 ボムジョの犠牲は強力なバタフライ効果を作り出し、全てのものを正す始まりになった。現代社会が徹底して資本に従属した社会という点で、ボムジョの最後の一撃でドラマを終えるやり方は、やはり合理的であり当然なことで近づいた。 パク会長がこの時点に警察署へ向かうのは、自ら油を得て火として飛び込むのと違わなかった。そのどんな状況でも警察署に出入りをしなかったパク会長が、他の人々の引き止めにも関わらず駆けつけた理由は、ただ息子の為だった。息子の為ならば何でもできる母 パク会長には、その何も恐れることがなかった。 弟がチャオクのように真の記者になることを願う兄の望みは、ハミョンを揺れないようにしてやった。両親を死に追いやったパク会長に対して鬱憤を晴らしても足りない状況で、ハミョンは徹底して記者の気持ちで世の中の人々が聞きたい話をし始めた。自分についての話でなく、世の中の人々がパクローサ会長に聞きたい話で事件を正すハミョンはそうやって記者になった。 ダルポは、罷養されてハミョンという名前でイナの夫になった。そうやって彼らの幸福は完成された。ボムジョは再び記者になる為に挑戦し、つっこみラインになることをあれほど恐れたユレは、ギョドンに対する怒りによってつっこみラインを自ら要望した。 この復習も今日で最後、前々作の 『隣のイケメン』 から始めたこの復習がドラマを理解する参考書にような存在だったなぁとつくづく感謝 ピーナッツリターンの時に報道された時、韓国ってこういうおかしな制度があるんだなって初めて知ったけど、それを "三五法則" と言うってのはこの記事で初めて知った 最後に… 最初っから最後まではまりまくって、ドラマ情報が上がり始めてからブログを休んだのは、子供の学校行事があった2、3回だけだった気がします 私にとってこれも初の快挙…それだけこのドラマが私を奮い立たせてくれたんだと感謝でいっぱいです ありがとう、ピノキオ~ 今までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました クムクム 僕 久しぶりに真剣。 僕たちはもう退きます。あまりにも素晴らしい人々とご一緒にしてさらに幸せで、素晴らしいドラマなのでさらに満たされました。3ヶ月間毎日が今日みたいだった今日が終わりましたね。これまで見守って下さって、愛して下さってありがとうございます。愛してます!!
ハミョンとイナが幸せな結末を結んで放映終了された <ピノキオ> は、皆に幸福を伝達した。善良な人は幸福を、悪行を犯した人々は罰を受ける結末で終えられた。ハッピーエンドの後ろに隠された作家の意図は、私たちの社会のジャーナリストに対する義務と価値に対する話だった。
記者は記者らしくすべきだ ;
三五法則に対する風刺、劇中ハミョンとイナは私たちのそばに残っているだろうか?
母の悪行をこれ以上見ていられなかったボムジョができる選択肢は、そんなに多くなかった。友達であるハミョンと悪行を犯した母、そしてジャーナリストだった自分の信念が1つになった状況での選択は、自ら母の罪に代わるということだった。もちろん母がボムジョの一挙手一投足を全部お見通しなように、ボムジョもやはり母がどんな人なのかについてはその誰よりよく知っていた。
ボムジョのこの選択は、彼の意志のように破壊の始まりにつながるようにしてくれた。息子が殺人教唆疑惑を認めて警察署にいるという報告を受けたパクローサ会長は、迷いなく警察署へ向かった。法務チーム長が、自分がわかって解決するから警察署に行く理由がないと引き止める状況でも、彼女にはその何も聞こえなかった。
警察署で数多くの記者たちが待機している状況、数えきれない程溢れる質問の嵐の中で、パク会長は徹底して決まった返事だけすることにした。彼女にとって重要なのは、息子をそのものすごい現実から救い出すことが全てだったからだ。数多くの記者たちの前で常に堂々としていたパク会長は、頭を下げて謝罪した。天上天下唯我独尊だった彼女にも、息子は最も大きなアキレス腱だった。
誰にでもアキレス腱は存在して、そんな弱点は誰かによって攻撃を受けるしかない。そうした点で残酷な存在は、まさにボムジョだった。状況をよく知っていながらも、ボムジョは自然にこのようなすべてのことを作り出した。母を告発することもできず、それでも沈黙することができなかったボムジョは、母の指向を完璧に知っていた。そしてそんな彼は、母を自然に記者たちの前に出させた。
14年前、母によって無念の犠牲者にならなければならなかったハミョンに、その無念を一度に解くことができる機会を提供した。無念を解きほぐすことができなかったハミョンに、自分の母に言いたいすべての話をしろというボムジョの配慮だった。しかし、すでにハミョンは復讐心に沸き立つ存在ではなかった。彼は兄に、もしこのような状況になった時どのような話をするのか質問したことがあった。
当時、兄は過去の口惜しさを全部打ち明けて、きちんと復讐することを願わなかった。兄が願ったのは、弟が訊ねたいことでなく、世の中の人々が知りたい質問をすることだった。ハミョンの兄が彼にこういう発言をした理由は、弟がこれ以上無念の犠牲者の息子でなく記者であるためだ。
個人的な怒りでなく、記者としての使命感を持つハミョンは、そうやって真の記者になっていった。チャオクもやはりハミョンの質問等を見て、もう自分の時代が終わったことを確信した。パク会長は、自分の息子の為にすべての罪を自白し、代わりに囚人になった。
囚人になったパク会長が唯一望むのは、息子であるボムジョが平安になることだった。自分が罪人として拘束されている状況でも、彼女は息子の心配に余念がなかった。自分は背中が厚くて関係ないが、息子はどのように冷たい床で過ごしたのかと心配するパク会長は、ただ息子バカの母であるだけだった。
全てのものが正されていく状況で、チャオクは果敢に辞表を投げた。自分に重要な真の記者という事実を娘とハミョンを通じて今さら確認することになった彼女が、放送局の記者という職業に執着する理由はなかった。時は流れて、もう後輩記者たちを受けることになったハミョンとイナは、相変らず現在進行形だった。
愛するが、2人の結婚を想像もできないゴンピルによって、彼らはまずまずで留まっていた。そんな彼らを正したのは、財布の中の写真1枚だった。チャンスの引っ越し祝いに行って撮った写真の1枚を見ながら、ゴンピルは想像できなかった想像をすることになる。決して実の家族以上のその何も想像できなかったハミョンとイナが、実際夫婦になることもあり得ることを悟ることになったのだ。
チャンヒョンギュとイムジェファンは、その間すでに夫婦になっていた。そして経済人に緩い法の条項で、当然簡単に解放されると期待したパク会長は、3年の刑を宣告されたことに呆れて逆差別だと叫んだ。パク会長が叫んだ '三五法則' は、最終話に作家が投げたウィットだった。
経済人など権力者には、どんな罪を犯しても懲役3年に執行猶予5年と公式化されている。'三五法則' を皮肉る作家のウィットは、だから嬉しかった。日常になった、持つ者の為の '三五法則' は、彼らがどれだけ不偏不党な存在なのかをよく見せてくれる大きな課題だった。
最も無難なハッピーエンドで作り出した <ピノキオ> は、明らかなメッセージを込めていた。彼らが出したハッピーエンドは、逆説的に現実的でなかった。現実のパク会長は、決してそのような判決を受けない。そしてチャオクは記者職を捨てないだろう。彼らは相変らず私たちの社会に留まって、権力を守って維持する為に持続的に貢献するからだ。
そうした点で最終話のハッピーエンドは、作家が話したいドラマの価値と意義を込めていた。このものすごい現実が、あたかもドラマのように正されることを願う作家の意志は、だから嬉しいながらも苦しかった。権力の甘さに陶酔したメディアが正しく立つ可能性はほどんどないと見え、財閥だけの為の政権は今日も財閥が望む面目だけ表示に余念がないからだ。このような状況で、<ピノキオ> が投げたハッピーエンドは、逆説的でより一層意味あるように近づいた。 お勉強になるわ、やっぱり
さてさて、大満足の 『ピノキオ』、いましばらく余韻に浸りながら…
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[ピノキオ/피노키오] 最終話の復習.*゚
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