ドクターズ5話-視聴者も惹かれたキムレウォン、パクシネに向かった直進愛
13年ぶりに師匠と弟子でなく医師で再会したジホンとヘジョンの物話が連日熱い。甘いロマンスは基本で、医師という職業が持つ劇的という状況は、視聴者たちを満足させるしかない。ハミョンヒ作家特有のセリフがいきなり飛び出してきて、視聴者たちまでうっとりする <ドクターズ> は、本格的な物話を準備している。
パクシネ向かった多角関係スタート;
営利病院を主張するチンミョンフンとこれを防ぐホンジホンの対立関係がドクターズの真の見どころ
国一病院に来たヘジョンは、ただ1つの理由が存在するだけだった。祖母の手術がどうなったのか知ることが出来る方法は、資料が存在する病院を訪れることが唯一だった。これを知り得ないソウは、突然のヘジョンの登場が不安なだけだ。そうでなくても、ジホンが国一病院に復帰する予定という状況で、ヘジョンの登場は自然な連結の輪で近づいた。
韓国の領土を踏む前に患者を連れて病院へ向かったジホンは、医師になったヘジョンを見て驚く。そして投げた "結婚したの? 恋人いる? じゃあ、よし" という断固としていて明確な質問を終えたジホンとの再会はそうだった。相変らず医師としてのストレスをリング上で解くヘジョンをヘジョンが訪ねた。
初めての出会いでヘジョンの足蹴り1発に倒れたヘジョンは、その日以降から運動をしたと言う。そうやって2人だけの対決がリング上で繰り広げられるが、真の対決でないヘジョンの愛情いっぱいの行動だけ存在した。ヘジョンの祖母が亡くなった後、突然去ってしまったヘジョン。そんなヘジョンのことが13年間無念として残ったジホンは切実だった。
ヘジョンとジホンは、国一病院で見慣れない存在や無視される人物にならざるを得ない。ヘジョンは地方の医大を出て、そこで医師として勤めて国一病院のフェローで入ってきた。自分の身分まで低くしたまま国一病院に来た彼女が、邪魔な人のように近づくのも当然だった。最も敏感なのは当然ソウだった。
ジホンの存在はこれとちょっと違う。ジホンの父が国一病院の理事長だ。そんなジホンの登場は、当然他の地点にある彼らの不安を強化させるしかない理由となる。ソウの父であり、ジホンの父であるホンドゥシクと共に国一病院を設立したチンソンジョンの息子 ミョンフンは、ジホンに相対して戦わなければならない対象だ。
ミョンフンは地方医大を出た人物だ。当然このような問題は、ものすごいコンプレックスになって、彼を他の方向に流れさせた。彼は不足したスペックを上手な金儲け能力で解いていった。ドゥシクがジホンと共にアメリカに向かった後、国一病院はミョンフンが運営することになった。
ミョンフンが院長になって、彼が追求した価値はただ1つだ。金儲けになる病院でなければ無意味だと叫ぶミョンフンに、ドゥシクとジホンは投げ出さなければならない障害物なだけだ。そうした点で、ミョンフンとジホンの対立は最大化されるしかない。この地点が、<ドクターズ> が見せることができる最高の価値となる。
営利病院を追求するミョンフンと、病院はお金を追求してはいけないというジホンの対決は、結局 <ドクターズ> が見せることができる最高の価値になるしかない。現政権は徹底して営利病院を導入する為に努力しているのが事実だ。
庶民の人生と密接な電気とガスまで民営化すると立ち向かう彼らに、国民の安全と危機は存在しない。アメリカのような営利病院が日常化されれば、大韓民国は金がない人々は辛くてもダメな国に転落することになる。
現在国民保険に加入して納入をしながらも、病院を訪れにくい庶民がますます増えるほど力に余った状況だ。このような現実で営利病院が日常化されて、アメリカ式医療体系が現実化されるならば、'ヘル朝鮮' という話は実在することになるだろう。持った者は自分の富を利用して幸せな世の中を生きるかも知れないが、ない人々にそんな世の中はまもなく地獄にならざるを得ないからだ。
<ドクターズ> は、唯一金儲けにだけ汲々とした商売人の医師であるミョンフンと、医師本来の義務を守ろうとするジホンの対決構図につながるだろう。そしてその過程で自然に出てくる '医療民営化' 論議は、もう一度話題になるものと見られる。
巨大な話題が見た姿を表し始める状況でも、興味深い話はより増した。ヘジョンに向かったソウの関係だけでなく、ユンドもやはり是非を論じ始めたということだ。財閥家の息子で羨ましいことがなかった彼は、医師として自分の生活を送ろうと思う人物だ。そんな彼に、ヘジョンという人物は障る存在だ。
なぜフェローでこの病院に来たのかわからないが、いつも堂々としたヘジョンがこの上なく障った。こんな状況で、簡単ではない手術でしてはならない賭けをする。これを受け入れたヘジョンは、上手に手術をやり遂げる。この過程で、ジホンが保護者を自任し、一緒に手術室に入った。
手術室の内部と外部の状況は、ジホンとヘジョン vs ユンドとソウで対立関係を形成している。 しかしソウには、不幸にもユンドもやはりヘジョンに惚れ始めた。全てのものをすべて持ったユンドを愛するソウとしては、もう一度13年前のジホンと同じ前てつを踏むことになったという点で、彼女がヘジョンにどんな行動をするかはすでに予告された。
この過程で視聴者を惹かれたのは、もう一度ジホンの一言であった。ヘジョンにつきあおうとストレートに言うジホンのストレート話法に、ヘジョンは慌てるしかなかった。突然のジホンの告白にボーッとしたヘジョンだが、それでもジホンを遠ざける理由もない。
嵐のような疾走が終わった後、組織暴力団のボスを殺害するために入った暴漢に対抗したヘジョン。そして現場に登場したユンドとジホン。そのすべての状況は、ヘジョンに向かった3人の男の初めての出会いという点で興味深い。ジホンとユンドも足りずに、組織暴力団のボスまでヘジョンに対して関心を見せ始めて、本格的な多角関係はそうやって始まったからだ。
医師たちの愛の物語が悪いことはない。すべての人々は愛して生きていくということだ。そうした点で、<ドクターズ> が対立関係を構築した '医療民営化' の話はより一層重く近づく。キムレウォンとパクシネの愛の物語が伝える大衆性と、'医療民営化' に対する関心をより一層大きくする <ドクターズ> は、二兎のうさぎを全て捉えていき始めた。
いつものトコの記事で5話の復習終わり
『医療民営化』...こんな難しい言葉が出て来るとは
そう言えば、ソウパパが成績が悪い云々といちゃもんつけて、神経外科科長のキムテホを責め立てて、そのグチをジホンにぼやいてたシーンも何だか印象的だった
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[ドクターズ] 5話の復習④
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