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相続者たち12話の復習・*:・゚☆

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桃太郎ママのブログ-相続者たち 12話①
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桃太郎ママのブログ-相続者たち 12話④ 


相続者たち12話-イミンホとキムウビン、そしてチェジニョクが作っていくものすごい3種類の愛
キムウンスク作家が <相続者たち> をハイティーン激情ロマンスと言った理由は、12話に爆発するように表れた。タンとヨンド、そしてウォンが見せてくれるものすごい愛は、それ自体だけでも十分に興奮になるほど面白かった。キムウンスク作家特有の面白味と、若い俳優たちが解きほぐした愛に対する強烈さはすごかった。



自分の全てのものを下ろしたタンの勇気;
タンとヨンド、そしてウォンの愛、そのものすごい愛はどんな結果を作り出すだろうか?



路上でウンサンの手を掴んだタンとヨンドの姿は象徴的だった。1人の女性を置いて繰り広げる2人の男の愛を1つのフレームに引っ張り出すことができる最良の方法だったからだ。自分の手を掴んで手に余る道を一緒に行こうというタンと、その手を掴むなというヨンド、そんなタンの手を握手で最後を話すウンサンの姿は、<相続者たち> が作り出すことができる面白味の根源だった。


タンの前で堂々と最後を話したウンサンは、ヨンドの前ではとめどもなく流れ出る涙を隠さなかった。タンに弱い姿を見せたくなかったウンサンと、そんなウンサンに自分が誰なのかを刻印させたかったヨンドの間のその微妙な感情の循環は、ものすごい愛を始める化学反応だった。




1.ウォンとヒョンジュの現実、そのものすごい愛はもう始まりだ
帝国グループという巨大な富を受け継ぐ存在に生まれたタンだが、彼には拭うことができない根源的な弱点があった。戸籍に一緒に上がることが出来なかった実母を別に置いていたタンにとって、これは解かなければならない宿題だった。ヨンドと敵になるしかなかった理由も、やはりこんな自分の弱点のためだった。そんな弱点を捕まえて、あるいは隠したまま一生を生きていかなければならない運命を持って生まれたタンが幸せなはずがなかった。


経営権を占めようとするウォンが、タンを遠ざける状況の中で、タンができることというのは、全てのものを諦めるということがすべてだった。ライオンの子を強く育てるように崖の下に押し出してしまい、生き残った子を育てるというウォンとタンの父の意志によって彼らは兄弟ながらも兄弟であるはずがなかった。


腹違いだった兄弟に生まれて、帝国グループを占める為に戦わなければならない彼らは、だから近づいてはいけない存在だった。タンが経営に関心がなくても、その存在だけでもウォンを威嚇して揺さぶるツールになるという点で、ウォンにとってタンは危険で不快な存在だった。しかし、そんなタンを押し出すばかりだったウォンの胸の内は違った。ウォンが自分のすべてを賭けて守りたい愛であるヒョンジュから胸の内を聞くことができたからだ。


父も新しい母にも心を寄せる所がなかったウォンが唯一安らかさを探して期待できる存在であるヒョンジュは、タンがウンサンを思うこと以上に重要な存在だった。孤児として育ち、帝国グループの後援で勉強した彼女を幼い頃から見て育ったウォンは、自然に愛という感情を育んだ。持っているものはないが、ヒョンジュほどの存在はいないとウォンは確信していたからだ。


財閥の交配文化で、ヒョンジュは敢えて名刺も差し出すことはできない存在だ。そしてウォンが帝国グループの支配者になる為には、ヒョンジュと結婚をしてもいけない。そんなヒョンジュの運命は、タンの母のような運命であることも言える。本当に愛する女性をそばに置いて生きなければならないものすごい運命の話だ。結婚を1つの手段と考える彼らには、目に見えるもがすべてだった。


ウォンの愛を防ぐためにヒョンジュを世に知らせて、帝国高という地獄に追い詰める父の前で怒るウォンは、その瞬間自分がどれだけ情けないのかを悟ることになる。自分がまだすることもできなかった告白を父が代わりにする状況の中で、独りで座って涙を流すヒョンジュを見つめるウォンの姿は残酷なほどだった。ウォンがどんな選択をするのかまだわからないが、その選択はウォンの父であるキム会長が願う姿ではないという点で興味深い。


タンを初めて見るやいなや見分けたヒョンジュと、そんなヒョンジュが不思議で気になったタンは、停留所でウォンの気持ちを知ることになる。"俺の弟は親しくて率直で背がとても高かった。目が自分と全く同じだ" という話をしてくれたヒョンジュの言葉は、タンの心を揺さぶった。いつも自分を押し出すばかりだった兄が、一番大切な人に自分をこう表現したという事実が詰まった感じで近づいてきたからだ。


2.自分の名前を呼んでくれたウンサンを愛することになったヨンド
とても多くのことを持って多くのことを譲歩しなければならない生活を送っていく相続者たちは、ウォンとタンだけではなかった。幼い頃から大変で悲しく育たなければならなかったヨンドは、事実最も悲しくてたくさん傷ついた存在だった。いつも勝者になることを願う父によって、無条件に勝利する方法だけ強要されてきたヨンドに愛は贅沢だった。プライドが友達を敵にさせたし、母の最後の姿も見られなくした。


浮気をする父の姿がバレた幼いヨンドは、自分がこれ以上みずぼらしくならない為に、タンの率直な告白を攻撃のツールにしてしまった。決してしてはならない行動は、結局両者を敵にさせてしまった。自分の傷を隠す為に他人の傷を触ったヨンドは幼かった。幼かった故にプライドだけ前面に出し、そんな自分の行動が間違っていたということがわかり、より一層過激にならなければならなかったヨンドはだからいつも1人だった。


すべてのものをすべて持ったが、いつもコンビニでラーメンを買って食べる彼には、真に彼を慰めてくれる存在というのはいなかった。父さえ自分の孤独なことは理解できなかったし、唯一自分の人生と事業にだけ関心があるだけだった。そうやって寂しく暮らしていくべきだった彼に怒る自分より、できない友達に降り注ぐしかなかった。3年前のタンのように。


ひどく崩れていたヨンドを蘇らしたのはウンサンだった。ある日偶然にピザ配達をしていたウンサンが、コンビニの前で平然と寝たのを見たヨンドは、彼女からもしかしたら離れてしまった母の姿を見つけたのかもしれない。自分が見て来た世界とはとても違うウンサンという存在は、自分が生きなければならない価値に近づくのもやはり難しくはなかった。


ウンサンが誰で、彼女の現実がどうかを全て知ってしまった状況でもヨンドは揺れなかった。いやそれは、ヨンドをより一層確かにさせてくれた。自分が考えてきた5つの可能性を越えた6回目、家政婦の娘ウンサン。付け加えて言語障害まで持つ母を持ったウンサンの正体を知って、ヨンドはより一層ものすごい恋に落ちてしまった。


自分の痛みも手に負えなくてどうすることもできないのに、どうやってウンサンの痛みまで触ることができるかというヨンドは、"俺はただお前が行って寂しかったし、戻って来て嬉しいし、お前の秘密は重いし" と自分の気持ちを告白する。その全てのものを知ってもその重い秘密を守ってあげたいヨンドの気持ちは、ただうどんでも食べようという言葉につながるしかなかった。愛する術さえも下手なヨンドは、そうやって悲しくて痛い存在だった。


愛も一度もしてみることが出来なかったヨンドに、ウンサンは単純な愛それ以上だった。タンと塞がって絡まった関係を解きほぐす1つの方法につながるしかないヨンドのウンサンに対する愛は、彼が成長していくプロセスとして一番重要な存在だった。愛のないものすごい相続者に育てられたヨンドが、果たしてウンサンを通じてどんな愛を作っていくかも気がかりだ。


3.全てのものを下ろして堂々とした愛を選択したタン
自分の母を母と呼ぶことができず、兄をむやみに訪ねることもできない存在のタンは幸せではない。人生の目標もなくてただ生きていくこと自体が手に負えないだけのタンに、ある日突然現れたウンサンは重要にならざるを得なかった。大韓民国の全てが帝国グループのものだと言っても過言ではないほどなのに、彼はその全てのものがぞっとするほど辛うじて近づくしかなかった。


自分がどんな人生を送らなければならないのかわからなかったタンに、ウンサンはその基準を立てた。そしてウンサンは単純な基準だけでなく、そんな勇気を持つことができる力まで与えた存在だった。富を相続する為に結ばれた婚約は、タンにとっては鎖と同じだった。父によって育まれた富を相続して育てる1つの部品として完成されるプロセスであるだけの婚約だったからだ。


タンが成長して大人になる為には、必然的に自分の父を越えなければならなかったし、そんな巨大な山を越えるには途方もない勇気が必要だった。そしてそんな勇気は、まさにウンサンに会いながら持つことになった。何も持たなかった彼女。しかし、そのすさまじい中に込められた真の価値を知っているタンは、彼女から自分を見た。そしてそうやって発見した自分を通じて、真に愛したいタンは全てのものを下ろし始めた。


最も親しかったヨンドに自分の秘密を明らかにして崩れた友情は、ウンサンとの愛を通じて少しずつ満たされ始める。お互いにとても似ていて嫌いだったタンとヨンドは、1人の女性を愛しながら結局お互いを知っていき、理解するしかない理由で近づき始めた。


ひどい敵になってしまった両者を1つに繋ぐ存在はウンサンだ。ウンサンを通じて彼らは自分たちが誰でどんな位置にあるのか確認できたからだ。ウンサンを通じてお互いが誰なのか何かを知るようになるプロセスは、彼らには1つの成長痛だ。ヨンドがウンサンを通じてタンを追い込むことも、やはりタンと和解する為の1つの手段であるだけだった。しかし、技巧がないヨンドとタンがラフに近寄っていることをそこまで気づかずにいるだけだ。


兄のガールフレンドを通じて兄が自分をどう思うのか知るようになったタンは、迷う理由がなくなった。自分に見せた冷たさは飾りであったし、兄が自分をどれだけ愛らしく眺めるのか知るようになったタンは、より一層今回の仕事をしなければならなかった。ラヘルと結婚することになれば、一生母を母と呼ぶことができず、母もやはり自分を隠したまま生きなければならない状況をタンは受け入れることができなかった。より一層自分が愛するウンサンの為にも、タンは自ら自分が誰なのかを皆に明らかにしなければならなかった。


ラヘルと彼女の母を家に招待するタンは、理事長であり戸籍上の母であるジスクから水を浴びせかけられて佗びしく泣く母の手を握って、彼らの前に出た。これ以上華麗に装いだけされた部屋に閉じ込められて生きるようにすることができないというタンの勇気は、皆に混乱をもたらせた。


タンの母やウンサンの母は、お互いに持ったものが違うだけで似ていた存在だった。自分を否定されたまま唯一お金で鬱憤を晴らして生きなければならなかったキエや、娘を育てる為に住み込み家政婦になって狭い部屋で生きていかなければならないヒナムは違わなかった。2人はそうやってよく似合うしかなかった理由も、やはりお互いの境遇が同じだったからだ。ウンサンを愛することになり、そんなウンサンの境遇を見ながら、より一層自分の母を眺めることになったタンの選択はすごい勇気にならざるを得なかった。

ジスクがウォンに言ったように、18歳の誕生日に途方もない株式を受け継いで帝国グループの最大株主になることができたタンは、自ら全てのものを下ろした。当然のように近づく途方も無い富よりは、率直に愛することができる彼らと共にする人生を選んだタンの行動は、そうやってすごく近づいた。


巨大な津波のような嵐を耐え抜いてウンサンの前に立ったタンが、何の言葉も言わないままただ見つめて涙を流すシーンはより一層強烈に近づいた。誰よりタンをよく知って理解するウンサンも、やはりただ涙流すタンを見つめて共に涙を流すシーンは強烈だった。熱い言葉よりその人の心を読むことができる彼らは、真に愛していたからだ。


財閥という枠組みを書いているが、彼らが解きほぐしている愛は、私たちが生きていって向き合う愛のまた違う姿であるだけだ。愛の前に条件が優先され、そんな条件によって愛まで1つの手段になってしまった世の中で、<相続者たち> が投げる愛は特別に近づく。財閥という手段を通じて、愛の価値を再び悟るようにするキムウンスク作家のメッセージはやはりすごかった。果たしてイミンホ、キムウビン、チェジニョクがどんな愛をしていくのか期待するしかないようにさせた強烈な12話だった。


( メディアスの記事を訳 )





ふぅ~、再放送までに間に合ったバタ


大事な大事なポイントの12話、いつものトコの記事で復習…今日はもう1つ良い記事があったので、すぐ上げますねぷぷ


では後で次


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