アルハンブラ宮殿の思い出 9話 - 同盟失ったヒョンビン、強力な挑戦に投げつけられたチャニョル探し
呪いの都市になってしまったグラナダ、ジョンフンは生きてるのだろうか?
セジュを探すためにグラナダに向かったジヌと秘書のジョンフンは危機に直面した。グラナダに降りたジョンフンは、矢の集中攻撃を受け、汽車の中で孤立したジヌは、唯一の同盟であるジョンフンが消えたというメッセージを受けた。グラナダでジョンフンはヒョンソクと同じように死んだのだ。
グラナダの呪い;
魔法の都市でない呪いの都市になってしまったグラナダ、ジヌの妄想は現実か?
レベル90まで上がったジヌは、masterのメッセージを受け取った。ゲームの開発者だけが上れた高地に上がったジヌは、初めてセジュに会うことができるチャンスを掴んだのだ。そうしてジヌは待ち望んだメッセージを受け取った。今後48時間以内にグラナダに行って、Quistを遂行しろという指示だった。
与えられた2日の時間を超えれば、セジュに会うことができるチャンスも消える。どうにかセジュに会わなければならないジヌにとって、これは逃せないチャンスだ。この瞬間のために数ヶ月間、狂ったようにゲームをした。自分が建てた会社から追い出される危機の中でも、グラナダを選択するほど彼には絶対的だ。
ジヌの言葉を信じる人はいない。ゲームを開発して流通させる会社でも、ジヌの言葉を完全に理解して信じる人々は少数にすぎない。実際のヒョンソクを見たゲームの中の唯一の同盟者であるジョンフンと、ゲーム開発を陣頭指揮するヤンジュだけが理解しているだけだ。
この状況でヒジュもジヌの言葉を信じ始めた。いや、ひょっとしたら信じたかった人であろう。自分を騙したという事実。弟のセジュと関連したことによってヒジュが怒っているだけで、基本的にヒジュはジヌを嫌わない。極限の感情に駆け上がったヒジュは、再び感情を整理し始めた。
セジュを探すためにグラナダに向かったヒジュは、ジヌとの電話でまた戻った。そうしてとめどなく待ったヒジュは、ジヌの前で涙を流した。詐欺師だと非難したジヌの言葉を信じるヒジュ。そしてヒジュの涙を拭うジヌの間で、感情が通じているということは明らかに見えた。
ヒジュの幼い妹 ミンジュは、ジヌとの間で自らキューピットになろうと思った。グラナダに住んでいた頃からジヌを驚かせる、それでより一層親近感が感じられたミンジュは、韓国に引っ越して来た後でも変わらなかった。愛想の良いミンジュによって、ジヌとヒジュの関係がそれなりに早く改善されることができた。
回り回って良い予感になるしかないミンジュの感覚は、苦難を勝ち抜いた後に得ることができる価値だ。ゲームの価値と意味をある程度理解するヒジュは、ジヌの言葉を信じてくれた。ゲームの開発者である弟 セジュに会う為には、ゲームだけで可能だという言葉を信じたのだ。
ジヌは1年間、セジュを探す為に最善を尽くした。そしてケガをして足を引きずる状況でも、セジュに会う為にゲームに没頭した。そしてセジュのメッセージを受けることが出来るようになった。そして1人で発つグラナダ行きを、ヒジュは涙に明け暮れるしかなかった。そこに希望があるからだ。
グラナダに行く前、ジヌは強い圧迫を感じるしかなかった。ヒョンソクの父であるビョンジュンが提案した昼食の席に出た。しかし、その場はビョンジュンだけでなかった。ジヌの前妻であるスジンも一緒に招待された。誰が見てもおかしな状況を作ったのはビョンジュンだった。
この状況も奇妙だが、ビョンジュンはさらに呆れる提案をする。ジヌとスジンが再婚するのはどうかという提案だ。ジヌが現夫人であるユラとの離婚を決めたという話を聞いてした提案だった。ヒョンソクが死んだので、2人が再び夫婦になっても悪くないのではないかというビョンジュンの提案は、常識を超越するものだった。
ジヌを代表の座から引き下ろそうとするビョンジュンは、会社の仕事と関連したどのような話もしないまま、こういう奇妙な話をするだけだった。スジンはジヌに電話をかけて、ビョンジュンを信じないでくれと言う。他の人々の前で優しそうだが、背を向ければ冷たい人がまさにビョンジュンだと言った。
古くからの友であり、兄のような存在のソノも、約束の時間の前にそんな話をした。ビョンジュンも自分も信じないでと言い、現在のジヌがどんな危機に処しているのか教えてあげたかったからだ。スジンはビョンジュンが自分のプライドを守るために、息子の解剖検査を反対したと言った。ジヌを信じるので解剖検査を拒否したのではなく、自分のプライドの為という事実が衝撃だ。
ビョンジュンは、すでにジヌが自分の息子を殺した真犯人だと確信しているということだ。ある程度予告された疑いは、そうやって露骨に表出され始めた。ヒジュとビョンジュンという全く違う意味で圧迫を与える人々を後にして、ジヌは秘書であるジョンフンと共にグラナダに向かった。
ジヌの唯一の同盟であり、全てのことを知っている存在であるジョンフンは強固な存在だ。だからジヌは、自分が持っている武器の中の1つである銃を使えるようにジョンフンのレベルを引き上げ、一緒にグラナダ行き夜間汽車に乗った。セジュが行ったその道をそのまま行くジヌとジョンフンは、グラナダに到着するとすぐに予告でもしたかのように強制ゲームが始まった。
バルセロナ駅で再び登場したヒョンソクとは次元が違った。レベル90以上の者に与えられたミッションはより一層難しかった。汽車の中にテロリストが存在して、彼らの攻撃を受け始めたジヌは化粧室に逃れるしかなかった。先に降りてジヌを待ったジョンフンは、矢に当たって倒れてしまった。
グラナダは魔法の都市でない呪いの都市になり、彼らを攻撃し始めた。高いレベルのゲーム者たちにとってグラナダは聖地だが、最も難しいミッションが並んでいる恐ろしい空間でもある。 そうしてグラナダに足を入れた瞬間、無差別的な攻撃が敢行されたのだ。
汽車の外では古典的な敵たちがジョンフンを無差別攻撃し、汽車の中では現代武器で武装したテロリストがジヌを攻撃し始めた。この過程で汽車はグラナダを抜け出し始め、1人残されたジョンフンは、無差別的攻撃を勝ち抜くことができなかった。
汽車が出発してまもなく同盟を失ったというメッセージを受け取ることになったジヌは、自分も死の危機に処した。テロリストが撃った弾丸が直ぐ前まで近づいたからだ。まだ幸いなのは、グラナダを抜け出してゲームが強制終了したという点だ。死の危機は免れたが、唯一の同盟を失った。
グラナダを抜け出して、再びソウルに行くこともできない。セジュを探すことができなければ、帰っても意味がないジヌは、再びグラナダに戻るしかない。セジュを探す為の旅は、そうやってものすごい苦痛と共に始まった。ジヌのセジュに対する想像はどこまで事実だろうか?
セジュがハッカーである麻薬中毒者 マルコを殺したのは事実だろうか? だからセジュがマルコに追われているのだろうか? 一定部分は合っているだろう。ジヌが経験したのを考えてみれば、同じバグにぶつかっているとみられる。しかし、セジュがマルコを殺したのかどうかは明確でない。
グラナダに降りたセジュは消えたが、死んだのではないならば、ジョンフンもやはり本当に死んだのではない可能性が高い。もちろんヒョンソクと同じ状況になり得るが、セジュと共にゲーム上どこかに存在したり、死ぬ前に助けられた可能性も存在するということだ。ジヌのセジュ探しはより一層強力な挑戦に投げられた。そして何が真実なのかも明確でない状況、ゲームと現実の境界まで曖昧な世界で、真実を正す旅は始まった。
2019年になりましたね
のどかな年明けは見たいテレビも特になく、家族もそれぞれ楽しんでるので、のんびりシネちゃんのドラマの復習
ほんの数日前のことなのにお正月を挟むとずいぶん前の気もして、記憶を蘇らせるのに時間がかかります。でも1話1話おさらいをしないと理解度が深まらないなぁと中盤になってつくづく思いました
