アルハンブラ宮殿の思い出 10話 - 地下監獄に閉じ込められたヒョンビン、誰が彼を救ったか?
地獄になったグラナダ、半分の未来でヒジュは解決者になるだろうか
地下迷宮で死の危機に処したジヌは、明るい光と共に現れた誰かによって助けられた。 グラナダに行けば、masterであるセジュに会うと確信したが、先に秘書であるジョンフンを失った。友達だったヒョンソクのように、ジョンフンもゲームをして死亡した。ひどいバグの中で解決法は現れず、むしろ地獄道はますます繊細になっている。
ゾンビNPCになったジョンフンと再会したジヌ、セジュにいつ会うことになるだろうか?
セジュは本当にゲームの中に存在するのだろうか? でなければ、セジュもやはり死亡したけれど死体を見つけられないのだろうか? 今までゲームと関連して3人が死亡した。ゲームを作ったセジュと一緒だったマルコが初めての死亡者だ。そして2番目は友達だったが敵になってしまったヒョンソクだった。
2つの事件は敵対的関係だったという点で、そうなることもあり得ると言えた。ジヌやセジュ共に実際殺そうとする意図は全くなく、ゲームの中で繰り広がったことが現実になってしまったことだけだった。しかし、3回目のジョンフンの場合は全く違う。ジヌを助ける為に一緒にグラナダに行き、ゲームの中の敵に殺された。
今まで展開した状況と全く違う結果だ。2人の死は、ゲームのユーザーであるジヌとセジュと関連していた。しかし、ジョンフンの場合は全く違う。もちろん現れなかった真実が別々にあるかもしれないが、地獄になったグラナダに1人で放り出されて敵によ当たって死んだ。
ゲームで死ねば、実際にも死ぬというぞっとする結果だ。もちろんこれもまたグラナダに限定された状況だが、ぞっとして恐ろしい現実に違いない。ゲームと現実の境界がないならば、これは絶対存在してはいけない。ジヌが1年間狂ったようにゲームに没頭した理由も、そのバグを捜し出して修正する為だった。
問題を解決する為にはセジュが必要だ。セジュを探す為には、ジヌがQuistを解きほぐさなければならない。しかし、その問題を解く前にもう一度ぞっとする結果と向き合わなければならなかった。いつも自分のそばにいたジョンフンが、ゲームで死んでしまったのだ。そうしてジョンフンなしで、ジヌはアルハンブラ宮殿に捕えられているmasterを救う為に、1人きりで地下監獄に入った。
最小2人以上が入らなければならない所だ。4人程度が力を合わせてこそ任務を完遂できるほど難しいミッションという点で、ジヌ1人で地下迷宮に入ったのは、自ら墓穴を掘ったのと違わなかった。ジヌは地下監獄に入る前、理事であるソノに遺言状を送った。
もし自分が帰って来られなければ、サーバーをオフにしてほしいと言うのだ。これは自らゲームに大きな問題があるという傍証になるからだ。サーバーをオフにすることは、ゲームの発売をしないという意味と違わない。1年間全社的にこのゲームに没頭した。途方もないお金を一度に注いだが、ゲームの発売が不可能になれば、会社は滅びる可能性が高い。
ヒョンソクの実父であり、ジヌにも父のような存在だったビョンジョンは、彼らが知っているような良い人ではなかった。自分の利益の為には、何でもできる冷酷な存在であるだけだった。 会社の為に、ビョンジョンは息子の死に対する疑問を抱いたままこれ以上進まなかった。
一般的な父親ならば、息子の死の秘密を明らかにしようと努力しただろう。しかし、ビョンジョンはジヌを疑いながらも諦めた。これはジヌを信じるためでなく、自分の選択が正しいということを証明する為だった。1年が過ぎた後、ビョンジョンはジヌをJ One Holdings代表の座から追い出す為に準備中だ。
ジヌを信じてグラナダを諦めたヒジュは、彼の言葉通りに会社を訪ねた。しかし、その会社で確認したことはぞっとする現実だけだ。連絡途絶だった秘書 ジョンフンが、死亡したまま発見されたということだった。駅の近くで発見されたジョンフンの死体に、ヒジュだけでなくソノまで恐れを感じるほどだった。
クレイジーだと考えた。ジヌが狂ったし、彼を補佐した秘書もやはりやむを得ず代表の考えを代弁するしかないと信じた。そう信じたかった。そうではなくジヌが正常だったら、ゲームは途方もないバグで発売が不可能だということだ。しかしジョンフンがグラナダに行くやいなや死んだのだ。
ジヌが送った遺言をヒジュに見せることもできなかった。ジョンフンの死亡と連絡途絶になったジヌ。地下監獄に1人きりで入ったということは、まもなく死を意味するという点で、その遺言は言葉どおり現実になり得るという点で、ソノとしては大きな決定を下すしかない。 自分たちがテストをする間、ジヌが言及したどんなバグもなかったが、ジヌが事実ならば、絶対世の中に出してはいけない。
ヒジュは眠りから覚めた。ジョンフンが死亡したという話を直接伝え聞いた彼女としては、不安にならざるを得ない。ジヌと連絡も取れず、ゲームからも彼が消えた。これ以上探すこともできない状況で、ヒジュは弟 セジュを見た。自分の家の前で、恐ろしい姿で立っている弟の姿にヒジュは驚くしかなかった。
セジュを見たのは夢だった。ヒジュの夢は予知夢になるだろうか? 地下迷宮に入る前、ジヌはユーザーの休息所であるカフェ アルカサバに入って、'マラガの海賊' に 'シティーハンター' を探すことを要求した。ジヌが地下監獄に入る前まで、ジョンフンの死体も発見されなかった状況だった。
ヒジュをモデルとして作ったエムマと懐かしく挨拶をするジヌ。しかし、ゲームの中のキャラクターであるだけであるエムマが、ジヌに大きな価値を伝達することはできなかった。疑なのは、ヒジュがグラナダにいる誰に電話をかけたかだ。彼女の電話がまもなくジヌの命を救った理由になったからだ。
地下監獄でとてつもない数多くの敵と戦わなければならなかったジヌは、死の直前まで追い込まれた状態で、同盟が登場して問題を解決した。あれほど探した 'シティーハンター' ジョンフンだった。しかしジョンフンは生きているのではなく、ヒョンソクと同じNPCだった。ヒョンソクがジヌを殺す為に現れたのと違って、ジョンフンはジヌを守る為に現れた。
ジヌと同盟だった死んだジョンフンは、そうやって死んだ後にも彼を守る同盟として残された。ジヌは凄惨だった。自分によって再び誰かが死んだ。最悪の状況でも自分を守ってくれた存在のジョンフン。そんな彼が自分の要求を受け入れて、グラナダまで共にした後死んだ。
ジョンフンの姿を見た後、ジヌは全てのものを失った。自暴自棄になったまま死を控えた状況、漆黒のように暗いところから明るい光が降りてきた。その光はまもなくジヌを助けるメッセンジャーのようだ。エムマである可能性が高い。 そしてエムマを動かしたのが誰なのか明確ではない。
ヒジュが急に荷物の中から電話番号を探して電話をかけたのと関連した可能性が高い。冷たくて機械的であるだけのNPCのエムマが、ジヌを求めた救世主である可能性も高い。セジュが姉であるヒジュをモデルとして作ったエムマを、単にギターを弾く存在で作りはしなかったからだ。
相変らず暗黒の中だ。予告篇でジヌは代表座まで奪われた。しかもセジュは帰って来なかった。masterが提案したQuistを解くことができなかったという点で、セジュを探すことができるのかもしれない。この複雑な状況の中で、果たしてジヌは何をすることができるだろうか? 結局すべての問題を解いていくのに重要な役割はヒジュの役割になった。弟を探す為に、自らジヌとともに巨大なゲームの中に入る可能性がますます高まっていく。
箱根駅伝を見たりのんびり穏やかなお正月を過ごせしてました
ドラマの復習ものんびりやってたらこの時間 まあこれでスッキリと11,12話に向かえるわ