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相続者たち13話-ｲﾐﾝﾎとｷﾑｳﾋﾞﾝの衝突の中に現れた財閥たちの露出した肌
悲しくて悪くて魅力的なﾖﾝﾄﾞと、自ら卵から目覚める為に努力するﾀﾝが共に愛する女性 ｳﾝｻﾝの話は興味深い。もちろんお馴染みの三角関係が特別なものがあるのかという気がするが、ｷﾑｳﾝｽｸ作家が見せてくれる財閥家の話は、ﾛﾏﾝｽの後に肌を露出しているという点で興味深い。
ﾀﾝとﾖﾝﾄﾞの痛くて悲しい成長期;
愛までﾋﾞｼﾞﾈｽになるしかない財閥たちの肌、ｿﾞﾝﾋﾞと似ていた
自分が婚外子だという事実を、婚約者とその親に赤裸々に明らかにしたﾀﾝの姿はすごかった。じっとしていれば途方も無い富を手に握って一生を安らかに暮らすことができるﾀﾝが、その全てのものを捨てるという宣言は決して容易な決心ではなかったからだ。呼兄呼弟もできないﾀﾝが、これ以上そうやって自らを隠して生きていけないと決心して行ったことは一波万波の分裂を作り始めた。
財閥も足りず、2世たちの話を含んでいると無条件に非難する人たちは、<相続者たち> を正しく見なければいけない。現実を赤裸々に表すこのﾄﾞﾗﾏには、単純に財閥2世たちの華麗さでない、その中に含まれている財閥たちの限界が明確に現れている。私たちの社会に財閥の価値というのが何なのかを考えてみることになるこのﾄﾞﾗﾏは明らかに興味深い。
<相続者たち> は明らかにﾊｲﾃｨｰﾝ激情ﾛﾏﾝｽだ。そんな激情ﾛﾏﾝｽを否定できない。ｲﾐﾝﾎとｷﾑｳﾋﾞﾝという現存最高のﾋﾞｼﾞｭｱﾙｺﾝﾋﾞに数多くの若いｽﾀｰたちが大挙登場するこのﾄﾞﾗﾏは明らかに魅力的だ。弱点も存在するが、それより大きな強みが位置しているという点で、このﾄﾞﾗﾏは単純なﾛﾏﾝﾁｯｸｺﾒﾃﾞｨに分類することもできないという点も興味深い。
決して変わることはできない枠組みの中で生きていく財閥たちの人生は、明らかにならざるを得ない。ただ自分たちの富を相続するための方法だけ考える彼らの人生を風変わりに眺め始めるのは興味深い。この堅固な枠組みは、ﾀﾝと言う人物が崩し始めた。そのすべての枠組みを外すﾀﾝが主人公にならざるを得ない理由も、やはり前回から本格的に明らかになり始めたという点もおもしろい。
父の怒りに平然と自ら全てのものを投げて家を出るﾀﾝの姿は、<相続者たち> が本格的な話を始めたという宣言のようだった。決してしてはならない状況を作り出したﾀﾝによって、財閥たちの肌が現れ始めた。
ﾀﾝとﾗﾍﾙの婚約は、徹底して大企業のｳｨﾝｳｨﾝ戦略の一環だった。今回の婚約と結婚を通じて、2つのｸﾞﾙｰﾌﾟがお互いに成長できる状況を作るという意志は、財閥の日常的な姿そのものだった。彼らには結婚さえもﾋﾞｼﾞﾈｽという点で、<相続者たち> で現れる彼らの姿は不思議ではない。そして財閥の本音が赤裸々に現れる過程と場面は、婚約破棄を宣言した彼ら両親の行動でのことだった。
子供たちの婚約破棄によって受ける傷に対する悩みよりは、彼らが得ることができる得が何なのかを先に考える彼らには、一般的な両親の姿は存在しなかった。唯一、自分がどんな方法を考えてこそ最も効果的に財産を増やせるかに対する悩みだけ存在するだけだった。
結婚という枠組みを通じて財産を増殖しようとする彼らが、婚約破棄の前にできるのはただこの状況でどのように対処してこそ自分たちが利益を見るということなのかに対する悩みが全てだった。子供たちが感じるしかない痛みや心の傷は理解することもできなかった。彼らには唯一、自分が持つ財産を守って増やすことの他には関心がなかった。
ﾀﾝの戸籍上の母であるﾁｮﾝｼﾞｽｸがﾀﾝを呼んで、戦争が再び始まったという吐露は、財閥家の形態がどうかをよく見せる大きな課題だった。お金を追う彼らには、お金に執着する彼らによる戦争が激烈に続くしかない。実際大韓民国の財閥の兄弟たちの難は絶えずあったし、その結果の勝者は敗者をあくらつなほど踏みにじるのが現実だ。財閥2世を越えて3世と4世に越えて、財閥家族の数が増えて行き、彼らが選択した方法は1つだった。
これ以上作り出すことはできない富を拡張する為に、町内商圏まで打って入ってくる彼らには商道徳も廉恥も存在しなかった。より広い世界に出て行く勇気や能力はなくて、すでに敷かれた場でお金でお金を稼ぐ彼らの悪辣さは大韓民国の現実でもある。そんな点で、<相続者たち> に表れる財閥の本音は現実的なので喜ばしい。
ﾀﾝに受けた怒りをどうやっても解くことができなかったﾗﾍﾙは、後ろから自分を罵ったｲｪｿﾙを通じて解きほぐす。帝国ｸﾞﾙｰﾌﾟが建てた私立学校である帝国高には、賜杯者たちが存在する。国家の政策であるだけに破ることはできないが、この私立高で賜杯者は肉食動物である彼らには獲物であるだけだった。
ﾀﾝが始め、ﾖﾝﾄﾞがこのような伝統を受け継いできて、すでにﾗﾍﾙが行っていた。賜杯者たちに対する彼らの態度は、財閥たちが国民に対する態度と違わない。いずれにせよ、学校という制度は言えず通うのだが、彼らが学校を卒業すれば、もう一般の人たちとは完璧な差を見せて生きていくしかなかった。彼らが笑って楽しむこのような行為は、幼い頃から慣れ親しんで楽しむ習慣であり生きていく方式だ。
自分の兄弟を裏切りながらも財産を占めなければならない彼らに、学生時代の賜杯者は良いｶﾓであり、実戦ﾓﾃﾞﾙであるだけだった。ﾗｲｵﾝの子は互いにいたずらをして狩猟技術を習得するが、大韓民国の財閥の子供たちは賜杯者などを対象に自分たちの優れるということとお金の権力の味が何なのかを感じることになるという事実は残酷だが現実だ。
ｿｳﾙ大入学生の高い比率が、江南のお金持ちの持分になったという最近の報道も、やはり不思議なことはない。生まれてからただその1つの目的を持って育てられた子供たちが、機械的な習性を通じて良い学校に入学するのは不思議なことではないからだ。劇中、検察総長の息子であるﾋｮｼﾝが、母によって自ら否定した面接をまた受ける過程でも、彼らが執着する学閥に対するのどの渇きが何を意味するのか明確に近づく。
自ら自分たちを貴族だと感じてお金の大きさによって級を分ける彼らの人生はそうやって幼い頃から徹底した教育を通じて得られていた。彼らが習うこととは新階級社会でどうやってより多くの富を得ることができるのかに対しての悩みだけ存在するだけだった。このような彼らの社会で、ﾀﾝの登場は、ﾄﾞﾝｷﾎｰﾃに違いなかった。大韓民国の1位の財閥の息子であるﾀﾝが、自らその枠組みの中から出てきてしまったというのは、それ自体で大きな象徴として近づいてくるからだ。
父が入ってくれた保険を否定しないながらも、"保険が人生になってはﾀﾞﾒでしょう" と言って、自我を探そうと努力するﾀﾝの姿はすごく近づいた。現実では決して見ることができないﾀﾝは、明らかにﾄﾞﾗﾏだからこそ可能な架空の存在だ。金の箸とｽﾌﾟｰﾝをくわえて生まれて一生を使って死んでもみな使えない途方もない財産を、何の努力もなしで自分のものに作っていく彼らの人生の中で、ﾀﾝはただﾄﾞﾗﾏの中の主人公にならざるを得ないからだ。
財閥の本音を赤裸々に表しながら、現実感が落ちるﾀﾝとﾖﾝﾄﾞの対決と愛は、より一層熱く燃え上がり始めた。家を出て行ったｳﾝｻﾝの為に何の迷いもなく家を出たﾀﾝは、ﾐｮﾝｽの作業室で1日を過ごす。そして一緒に登校する学校で勇気を出してﾀﾝの手を握るｳﾝｻﾝは、彼らがすでに本格的なﾛﾏﾝｽが始まったことを知らせる信号だった。
ｳﾝｻﾝが働くところを丸ごと借りたﾖﾝﾄﾞは、そうやってでもｳﾝｻﾝに近づきたかった。愛という感情が何か本でだけ習ったﾖﾝﾄﾞに、ｳﾝｻﾝという存在は特別だった。その誰も自分に見せてくれなかった真実と温かく呼んでくれる名前の中で、ﾖﾝﾄﾞの愛は当然なこととして近づいた。
財閥という枠組みの中で、ただ1つの消耗品になっていったﾖﾝﾄﾞは、ｳﾝｻﾝを通じて自分が誰なのかを悩み始めた。そしてﾀﾝ同様に、ﾖﾝﾄﾞもやはり自分探しに出たという事実も興味深い。ﾀﾝが庶子という事実を知ってﾖﾝﾄﾞを尋ねて問い詰めるﾗﾍﾙに、秘密を守っていてこれからもその秘密を破らないと話すﾖﾝﾄﾞは孤独な存在だった。
自分の痛みを隠す為に、友達を捨てた自分に対する罰を彼は自ら与えていたからだ。どうやって生きなければいけないのかわからないﾋｮｼﾝのように、ﾖﾝﾄﾞにも人生とはあまりにも軽くて価値がないように見えた。自分の未来は自ら憎悪する父の人生と少しも変わることがないと考えて無気力に生きたﾖﾝﾄﾞに、ｳﾝｻﾝという存在は逃げてしまった母のような存在だった。ﾖﾝﾄﾞがｳﾝｻﾝを愛するしかないのは、ｳﾝｻﾝが自分が生きていけるように助ける唯一の存在だからだ。
学校の放送室を通じてﾀﾝの秘密を明らかにしようとする試みも、やはりただｳﾝｻﾝに会いたいﾖﾝﾄﾞのいたずらだった。自分の告白を受け入れてくれないｳﾝｻﾝに対する報復でもない、単純にｳﾝｻﾝにまた会いたいと思う行動であるだけだった。振られた後全部壊してしまってもかまわないかという言葉と共に、自分が苦しくて仕方なかったﾖﾝﾄﾞはﾀﾝを含んだ自分までも全部破壊してしまうと公言する。
ﾖﾝﾄﾞのこのような発言の中には、それまで守ろうと努力しなければならなかった相続者たちのすべての権利を自ら崩すという意図も共にしていた。若気の至りと呼ばれることもあるだろうが、ﾀﾝに続いてﾖﾝﾄﾞまで殻を破って出るという確約をし始めたという事実はだから興味深い。
ｿﾞﾝﾋﾞのように死なずにただ生きた人間をむさぼる姿は、財閥たちの肌とも似ている。殺そうとしても殺すことはできない、それと共にすべての生きている生命体を殺すことが彼らが生きる目的になることもやはり似ていた。財閥が表した肌と卵から目覚めたﾀﾝとﾖﾝﾄﾞが、果たしてどんな対決構図につながることになるのか気がかりだ。
多くの登場人物と同じくらい複雑に絡まっている話と関係の間で、明快に整理している財閥たちの話は興味深い。ｳﾝｻﾝを間に置いて繰り広がるﾀﾝとﾖﾝﾄﾞの話が、果たしてどのような結末を作り出すのかわからない。ﾀﾝの抵抗に合わせてｳｫﾝの反乱も共に始まるという点で、<相続者たち> の後半戦は私たちが見たことを全部忘れるようにさせるほど興味深く展開すると期待される。
( ﾒﾃﾞｨｱｽの記事を訳 )
13,14話はﾎﾝﾄ深かった～Image may be NSFW.
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財閥って日本じゃ身近に感じることがない仕組みだから、100%理解するのはﾑｽﾞｶｼｲんだけど…Image may be NSFW.
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ｷｭﾝｷｭﾝだけじゃなくて、それぞれの傷が明らかになって どんどん深いところに吸い込まれてるImage may be NSFW.
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1話から1時間があっという間に過ぎていったけど、最近はもっとあっという間に過ぎていく感じImage may be NSFW.
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毎回色んな記事で復習した後はそれぞれのｷｬﾗｸﾀｰの色んな面が見えてきて…とどめの再放送でおさらいImage may be NSFW.
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