Quantcast
Channel: 桃太郎ママのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2094

[ピノキオ/피노키오] 6話の復習①.*゚

$
0
0

'ピノキオ'-星から来たあなた以上の名作誕生の予感、やはり信じて見るイジョンソクのドラマ
"パペットのピノキオ。私は君が好きだな。青い髪の妖精と会う時は私も連れて行っておくれ。ピアノを弾いて美術もして英語もすれば忙しいけれど、君はいつも遊ぶばかりだから。トラブルメーカーのピノキオだ。私の父さんの夢の中に今夜現れて、私の話をちゃんとすることができない? ピノキオの綱渡り。パペットの綱渡り。そのような子供にならないようにしてくれる?" 童話 <ピノキオ> 中から




正式名称は、<ピノッキオの冒険 (Le adventure di Pinocchio)> という。善良な大工 ゼベットじいさんが心を込めて削って作った木の人形に、青い髪の妖精が魂を吹き込んで生きているようにした。そのぐらいなら十分だと思うが、この生きて動く木の人形は、天地創造の時の人間以外の大多数の被造物がそうであるように、あえて人間になりたくて懇請する。


ティム・バートンの '不思議の国のアリス' でない、童話からモチーフだけを借りてきて現代的感性で再解釈した作品がより魅力的なケースがある。声を失って人間の足を得ることになった人魚姫の悲劇を、かえってびっこをひく足で昇華して王子をそばに縛っておいた漫画 '人魚姫のために'、世の中で最も悲しい映画 'A. I' もまた現代版ピノキオの力作だ。


そしてここにもう1つ、秀作に近づく童話モチーフのドラマがある。イジョンソク、パクシネ主演の水木ドラマ 'ピノキオ'。嘘をついたら鼻が長くなる代わりに、しゃっくりをする女 チェイナ (パクシネ) と、'ピノキオ症候群' のトラウマがある男 チェダルポ (イジョンソク) の真実と愛を扱ったドラマ ピノキオは、ロマンチックコメディを装ったサスペンスヒューマンドラマだ。


ピノキオ6話1


告白するなら、テーマだけ聞いて甘く見ていたのが事実だ。'嘘をついたらしゃっくりが出てくるピノキオ症候群' とは。日本のドラマでよく見ることができそうである、軽く見る面白味のファンタジーミニシリーズではないだろうかという先入観を持つしかなかったのだ。そうこうするうちに、すぐにこの作品を選択した人が他でもない信じて見るイジョンソクという事実と、作家もまたイジョンソク、イボヨンに '信じて見る' の修飾語を抱かせた '君の声が聞こえる' のパクヘリョン作家という事実を知った時、'彼らがこのテーマを選択した理由があるだろう' と思った。その信頼は無駄ではなかった。


意図せず心がバレる人をテーマで扱った作品の展開は、ずっと '秘密' に流れた。隠したくて口外しない本音や自分の隠密な私生活が天下に公開される人がその事実を知った時、耐えられなければならない羞恥心と自己恥辱感を耐えることはできないので。サトラレは自殺防止の為に国家次元で周辺の人の口封じをさせ、トルーマンはひたすら視聴者の遊戯のために世の中に裸にされたまま捨てられた。


ドラマ ピノキオが興味深いのは、真実をいう口を確実に隠そうとしないということだ。ピノキオ症候群は、ドラマ序盤のクイズショーに登場するほど国民みんなが認識する実際の症状として、当事者チェイナが同じ症候群を体験しているのにも確実にヒロインの悲劇的なように隠さない。このドラマのジャンルがコミカル漫画なのか判断がつかなくなるほどのユニークな雰囲気で、男性主人公 ダルポは女性主人公の症状を公論化して、チェイナもまた明朗漫画のようにいがみ合っている。


ピノキオ6話2


このドラマを特別にするのは、ヒロイン チェイナの性格だ。既存の作品で、'ピノキオ症候群’という仮想のテーマを扱うならばあくまでも隠ぺいされた雰囲気で展開が進むだろう。ピノキオ症候群はヒロインの極端なハンディーキャップであり、それが公論化されているのは、作品のクライマックスの頃にこそ可能だったはずだ。ヒロインはやけどしたように驚くだろうし、人生が終わったように挫折しただろう。

"チェダルポくんはピノキオ症候群である人を見たことがありますか?"、"はい、あります"、"あぁ、そうですか? 普通ピノキオは嘘をついたら素振りに出て話をしなくて、また対人忌避症も生じると言いますが、合っていますか?"、"僕が知っている友達は普通のピノキオとは違います。完全に反対です。言葉がとても多いです。話すたびに毒舌なので、ニックネームが毒舌魔女です"


しかし、ピノキオのチェイナは自分の症状を敢えて隠そうとうんうんうならない。彼女は何気なく心にもない話をして、すぐヒクッとする。しゃっくりをしないように努めないということだ。その話す言葉を尽くす性格のせいで、しまいにはニックネームが '毒舌魔女' のチェイナ。通常のドラマだったら聴覚障害者であるように演技するヒロインの秘密が、反転のポイントの下でしばらく展開したのではなかっただろうか。


ピノキオ6話3


ヒロインの特異なキャラクターは、特殊な理由を持つ少年 チェダルポとぶつかってサスペンスに進化する。彼の名前が 'ハミョン' だったころに、隣に住んでいた青年の 'キホサン (チョンインギ、ハミョンの父) を見た' という証言は、貧しいがハミョンであることもあって幸せだった彼の人生を壊した。


数多くの消防隊員の命を奪い取った廃棄物処理工場火災事件。消防隊長であるハミョンの父 ホサンは、野心で同僚の命を失わせ、1人事故から逃げた最悪の人間型になってしまった。記者たちは事実確認もきちんとしないまま、彼を無惨にめったぎりし、すべての人は父の罪を信じた。それは証言をした隣人もまた、ヒロインと同じ症状を病んでいるピノキオだったからだ。


ピノキオ6話4

ピノキオ症候群は自律神経系異常で、嘘をついたらしゃっくりが出る症状だ。すなわちピノキオ症候群は嘘をつくことはできない。だからしゃっくりがなかった隣人の証言は事実だ。これはピノキオ症候群もまた機械でない人間なので、'勘違い' して '失敗' することがあり得るという大前提を取り除いた結論だった。隣人は明らかに自分が目撃したのがキホサンだと確信したので偽証したことではないが、似ていた人を勘違いして大衆を動かした。彼の失敗は潔白な人に汚名をかぶせて、一家庭を破綻させた残酷な結果を生んだ。



"慎重の上に慎重にすべきでしょう。それをわからないのが彼らの誤りです。その軽率さが1つの家族をたたき壊しました"

ダルポ、いやハミョンの叫びはまもなく大衆をあおる力、無限の信頼度を持つマスコミに向かう。



<ピノキオ症候群は偽りをいう時しゃっくりをする。 だから真実をいうしかない。そうであるので彼女が話すのは全部真実だ> = <ニュースに出てくる話だ。TVと新聞が偽りをいうわけがない。だから記者は真実だけを報道する>


ピノキオ6話5


映画 ローマの休日で、アン王女はアメリカンニュースの記者であるジョー・ブラッドレーとローマを観覧して真実を審判する席上、'真実の口' とあう。'嘘をつけば入れた手首が切られるだろう' という言葉があたかも都市伝説のようだが、実際この大理石の仮面は、ローマ時代の人を尋問するための審判台だったという。'君の手首をかけて真実だけを話すことを誓うか' 真実の口は告げる言葉が偽りである時、手首が切られても良いと誓う一種の誓約書として使われた。


メディアはピノキオ症候群の権利を持っている。これにつけ加えて、ドラマ ピノキオは真実の口に手首を任せたように、慎重になるかと問い直す。ピノキオ症候群。その始まりは明らかにフィクションだった。しかしこのドラマは、フィクションのテーマを社会問題に投影してピノキオ症候群と記者の権利を同一化して、メディアが持つ信頼を受ける者の義務を尋ねる。幼稚なファンタジーだなんて! 私はこのように心惹かれるリアリズムを目撃したことがない。


ピノキオ6話6


2014年度は、やはりドラマ不毛地と呼ぶだけのことはあった。地上波で見るべきものがなくてケーブルを検索することさえした。ドラママニアに悲しかった2014年度に記憶されるほどの証拠が残っているという事実が満足だ。断言するなら、このペースがそのまま維持されるならば、'ピノキオ' は2014年度最高のドラマと誇ることができるに値する。やはり、信じて見るイジョンソクのドラマだ。









今日の復習…前半部分はクエスチョンマークが飛び交った感じなので、大目に見て下されば嬉しいです苦笑い

ピノキオってどんな話だったっけから始まったもので…・・・・ 最近童話からご無沙汰してるなぁ笑



日本のドラマがどうとか、"信じて見るイジョンソクのドラマ" と言う部分でシネちゃんファンの私には少し抵抗があったものの、そこはちょっと目をつむってぷぷ


何回も言うけど…このドラマは見ないといけないドラマだよ、絶対!!




Viewing all articles
Browse latest Browse all 2094

Trending Articles