ピノキオ6話-イジョンソク・パクシネの甘いラブラインと残忍な殺人事件の実体
事件は深刻になって、その事件の中心で兄弟の運命が交錯することになる <ピノキオ> は、威力的で魅力的だ。復讐の為に殺人者になったキジェミョンと、復讐の為に記者になったチェダルポ、2人の兄弟の運命は不憫で悲しく近づく。それぞれ違う復讐の末に何が彼らを待つのかまだわからないが、十分に興味深い。
ダルポとイナの愛はスタート ;
真実が送る小さな信号である疑い、目に見えるものがすべてではない
放送記者になったダルポとイナのインターン期間は地獄のようだった。言葉だけで聞いたマワリをしながら、記者というのは何なのかを身をもって習っていく彼らは、お互いの愛を表したまま隠さなければならない異質な現実の中で、少しずつ感情を共有するプロセスを経験することになる。
6話目で先頭独走をした <ミスターペク> を跳ね除けた <ピノキオ> は、思ったより遅い感がある。1、2話が放送された初週だけでも、すでに同時間帯比較対象が存在しないほど確実な存在感を見せたからだ。視聴者たちが好むほどのテーマ主義と頑固な作家主義が共存するこのドラマは、十分に魅力的な作品だ。
マスコミの過剰で間違った報道によって、1つの家族は残忍に破壊された。真実はただ過熱された取材熱気に埋もれて、低俗なジャーナリズムはそうやってすべてのものを歪ませた。父の失踪 (事実は死亡だが) と、母と弟の自殺、一歩遅れて父が火災現場で亡くなったという事実を知ることになった後、ジェミョンは残忍な復讐を実行する。
真実についての報道よりは刺激的な見解が重要だったマスコミと、嘘をついた彼らによって1つの家庭がどのように破綻するのかそのまま感じさせるというジェミョンの選択は残忍だった。13年前の悲劇と同じ方法で、曲解して踊るマスコミを通じてジェミョンは自分の家族を破壊した世の中をあざ笑って復讐したかったのだ。
13年前工場長だったムンドクスをマンホールに閉じ込めたまま死に追いやって、当時の事件を記憶している他の2人を火災事件の犠牲者にしてしまった。ムンドクスと債務関係にあった2人の男性の死は、当然彼に疑いの矢が降り注ぐ理由になり、そんな疑いは結局ジェミョンが願った過程と結果に流れ始めた。
完璧な犯罪を夢見たジェミョンは、ムンドクスの携帯を利用して逃亡者にした。マンホールに閉じ込められたまま徐々に死んでいく彼は、世の中の人々には債務関係で2人の男を殺して逃走中である手配犯人の身分になった。
完璧に見えるジェミョンの復讐劇は、皮肉なことにダルポと友達によって真実が明らかになる運命だ。高校の同級生であるチャンスが刑事になっていて、ダルポとイナのマワリがまさに彼が勤める警察署という事実は、この皮肉の始まりになった。弟のダルポが生きているとは想像もできないジェミョン。壮絶な絶望感で行ったこの残忍な復讐劇は、彼の小さな手の震えでも表われていた。ジェミョンにもどれだけ困難で辛い行為なのかと物語っている。
意外に執拗なチャンスは、刑事特有の勘を利用して、この事件を垣間見始める。あまりにも完璧な状況の中で、疑いが疑いをかけられることになる状況は過去の事件と違わなかった。
ピノキオ症候群である隣人の男が、雨の道に歩いていった男をジェミョンとハミョンの父だと勘違いしてから問題は大きくなった。消防隊員を導いて火魔と戦わなければならない消防隊長が、部下は全員亡くなった状況で1人逃走したという事実は、非難の対象になるしかなかったからだ。すべてのことが完璧に見える状況が事実でないと主張しても、誰もジェミョン家族の言葉を信じようとしなかった。
2人の男性が亡くなった火災事件も、やはりあまりにも完璧なシナリオのように近づく。疑い自体が不可能にさせる完璧な事件にも、真実はいつも存在するものだ。真実が送る小さな信号、すなわち '疑い' はそうやって刑事の勘を信じるチャンスから始まった。
イナが記者になるのが嫌いだったダルポは、なぜ彼女が記者になるしかなかったのかを知るようになって、より一層切なくなるしかなかった。イナをとても好きなので、自分が復讐しなければならないチャオクと同じ放送記者にならないことを願った。しかしイナが自分が放送記者になりたかった理由が、母のチャオクでなくまさにダルポのためだったという告白は、彼らが決して別れることができない粘り強さで結びついているしかないことを確信させる。
アマガエルのような性格で止めればもっとしたがるというソンチャオクの言葉で、イナの記者生活を許諾する父によって、彼らは本格的な放送記者としての道を歩き始めた。一番厳しいという漢江ラインになったダルポとイナ、ボムジョとユレは同じ警察署の競争相手になって一緒に生活し始めた。
交錯する関係、記者としての使命感、激しい報道競争をすることになるこの漢江ラインの活躍が期待される。そしてそこで13年前の事件と現在の事件が絶妙に連結されているということが少しずつあらわれ始めるという点で、彼らの対立と葛藤はより一層激しくなると見られる。
ジムで突然死したおばさん事件を通じて、YGNとMSCは本格的な対立点をたて始めます。CCTVを確保したYGNのダルポとユレ。葬儀場で隠された真実を知るようになったMSCのイナとボムジョ。新入記者のこの事件取材は、結局2つの放送会社の死活をかけた戦争の序幕になった。
6話目で <ミスターペク> を押し出した <ピノキオ> の面白味はこれから始まる。ロミオとジュリエットのようにお互いに愛してはいけないダルポとイナのラブラインが徐々に燃え上がり始めた。ここにイナが好きなボムジョが割り込んで、典型的な三角関係まで構築されて、彼らのラブラインはより一層興味を持たせるようにした。
しかし甘いロマンチックコメディでなく、残忍な殺人事件を通じて過去と現在を連結して、失った兄弟が生死を確認することになる。その過程で明らかになる真実は、結果的に悲しい出会いに帰結されるしかないのだ。小さな疑いが、結局真実を正しく見えるようにする始まりになるという点で、今回の事件の始まりは強烈に近づいた。
毎週自分にノルマを課して復習記事をやって3週目…あと3倍やる体力が果たしてあるか自信はないけど、年に2ヶ月は頑張ろうかぁ この流れでやるとかなりスッキリした状態で次に進めるもんね
さてさて、ただのキュンキュンしたラブコメじゃないのがこのピノキオのいいとこだよね
お兄ちゃんの復讐劇はドキドキ指数も上がるし、見ててつらくなるんだけど
こうなったら、あの思い込み証言をした隣人にもう1回登場願いたいのは私だけ
ふぅ~、再放送までに間に合ったぁ ちょっとゆっくりさせてもらいまする